旬どき うまいもの自慢会 みやぎ

archive [2006.07]

「塩釜」日本一!の生マグロをご紹介

 皆さん、こんにちは。「旬どき」レポートの第二弾です。
 今回は、浦霞醸造元がある街「塩釜」から生マグロのご紹介です。塩釜にある魚市場は、生マグロの水揚げ日本一を誇ることで有名です。そんな土地柄もあり、1平方?あたりの寿司店の数も日本一とも言われています。マグロが水揚げされる日に市場を取材してきました。

 塩釜の魚市場に水揚げされるマグロは、三陸沖の黒潮にのって日本近海を北上してくるマグロを巻き網や延縄で漁をおこない、捕れたマグロは冷凍しないで冷蔵されたまま塩釜港にとどけられるのが特徴です(沖縄近海で獲れたマグロも水揚げされるそうです!びっくりです!!)。最盛期は初夏から年末にかけてです。11月頃には「三陸ひがしもの」と言われる近海もので特に脂ののったメバチマグロがブランド化されています。
マグロは、魚市場に接岸された漁船からクレーンで吊り上げられ、内臓関係を素早く処理され、広いせり場に並べられせりにかけられます。この日の市場でせりにかけられていたのは、メバチマグロ、キハダマグロ、ホンマグロでした。でも、ホンマグロは数が少ないようです。

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 せり場の活気のある様子をみてください。怖くて声がかけられませんでした(笑)ほんとです!何やら数字を語りあう大きな声が飛び交いながら、たくさん並んでいるマグロの横を「あっ」と言う間に集団が通り過ぎています。次から次へと何かが決まっていっているようです。

「あの?、あれはなんて言っているんですか?」

内容がわからないのでせりをおこなっている集団から離れている人に質問しました。

「あれはよ、(マグロの)キロあたりの値段を言っているんだ。せりで落としたところがシール貼ってっぺ、ほら?」

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 なるほど!確かにせりの集団が通った後を見ると「や」だの「せ」だの、記号のようなものが書かれた四角いシールがペタペタと貼ってあるじゃないですか?
せりをおこなっている集団の流れが早くて気づきませんでした。

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 日本人が好きなマグロの身は美味しいだけでなく、血中コレステロール値を下げる働きのEPA(エイコサペンタエン酸)があったり、有名なところではマグロの目の裏にあるDHA(ドコヘキサエン酸)は、脳の活性を高めることなど健康に良い面があることもよく知られています。
 塩釜のお寿司屋さんでは、生マグロや周辺で獲れた魚をネタにした美味しいお寿司が食べられることはもちろんですが、マグロのかま焼きなども食べられたりするところもあります。
「是非、皆さんも塩釜にお越しの際は「生マグロ」をご賞味下さい。それでは、第三弾をお楽しみに!!」

ということで今回は終わりにしようと考えてました。・・・が、あるところから珍しいものが食べられることを聞き「それ」に興味を持ってしまいました。
「それ」とは、「マグロの白子」です。タラの白子なら聞いたことあるけどマグロ!?
市場でも内臓関係は処理されてからせりにかけられるのでみることはありませんでした。当然ですが、新鮮でないと食べられないと思います。入手するルートがないと食べられない食材・・・。ふ?ん、そう言うものは、誰でも一度は食べたくなりますよね?
「あぁ?、食べてみたい」そんな衝動にかられ、社長に企画追加のお願いをしました。


 「すいません。次のブログのネタにマグロの白子を追加したいんですが・・・。白子の刺身やてんぷらが食べられるんです」
 「いいよ、それで、いついくの?」と社長も行く気になるほどあっさり了解をいただきました。スケジュール帳をパラパラめくった社長の都合はつかず、同行はならず断念されました。残念そう!

 結局、身近なメンバーで「マグロの白子」が食べることができるところへ向かいました。向かった先は、前回も伺った「翠松亭(塩竈市海岸通り4-8 TEL 022-362-1777 http://www.suisyoutei.com/)」さんです。

入店後、マグロの刺身(赤身)と白子の刺身、そして、お酒は「浦霞禅( /items/2014/07/post-7.html )」を注文しました。

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 最初に出てきたのは「赤身」。聞いてみるとこの日は、今朝市場で仕入れたばかりの市場でも入荷が少ないホンマグロでした。少しワサビをのせて醤油をつけて頂きます。

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「う、うまい!」
程良く冷えた切り身の赤身は、脂ものっていてとても美味しい。
 淡麗で辛口の「浦霞禅」も舌にのった赤身の脂身をきれいに包み込んでくれて、その後も喉ごしが気持ちよかったです。

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 次に登場した「白子の刺身」は、写真を見ての通りひと切れがとても大きいのにびっくり!!タラの白子からは比較にならない大きさ。そして、ハシで掴み少し力をいれるとそれが「ぷるん」ときれそうな感じです。不思議でした。
 その白子の刺身にわさびをのせて醤油をつけて食べてみます。口の中でまったりした感じと醤油が合わさる感じでした。味わいは淡白ではありますが、動物系のレバー刺しとかとは違い臭みなどはまったくありませんでした。
 「白子の刺身」を口に含んだ後に「浦霞禅」をひとくち頂きます。お酒の持っているキレの良さがまったりした感じをリセットしてくれました。
「浦霞禅」は白身の刺身などには抜群にあいますが、赤身の刺身にも合い食中酒としての幅の広さを実感しました。
 今回は、珍しいネタ紹介となってしまいましたが、皆さんも塩釜へお越しの際は生マグロの水揚げ日本一!の街でマグロ料理を是非、堪能して頂きたいと思います。それでは、また!!

みやぎの夏の珍味!「ホヤ」を食す!!えっ!海外出荷が増えて品薄に?!

 
 はじめまして!「旬どき・うまいもの自慢会・みやぎ」を担当することになりました浦霞醸造元 企画課のトミヤです。旬で美味しい食材を紹介していきますので皆様よろしくお願いします!!

 宮城県は100万人を超える「仙台」という大きな街はありますが、街並みから外れると山・川・海・田畑がすぐ近くにあるたいへん自然にめぐまれた土地柄で、美味しいお米やたくさんの農産物が生産されています。
 三陸沖は世界有数の漁場であり、塩釜港・石巻港・気仙沼港では旬の魚がそれぞれ水揚げされています。
 地図でみると東北地方の背骨のような奥羽山脈に連なる山々では季節の山菜、そして、清流では川魚も獲れます。最近では、こだわりの農畜産物でブランド食材になっている牛、豚、魚等々が勢揃・・・。旬な食材や料理を求めてみると、選択肢が豊富な県であることにあらためて気づかされます。う?ん、迷ってしまうなぁ・・・。

 こんなそんなでたくさんある食材の中で第一回目に選ばれた栄えある食材は「ホヤ」です!
うちの社長に「ホヤにします!」といったら、「やっぱりこの季節、三陸のホヤだよねー」とあっさり同意。   
 「ホヤっ、何それっ?!」という感じの人も多いと思われますので説明いたします。
ホヤは、海の珍味で「海のパイナップル」といわれています。説明しにくいので、写真をみてください。どうでしょう?!パイナップルにみえませんか?
このようにゴツゴツしたヤツなんです、ハイ。
(塩釜仲卸市場内にて撮影  星権商店 TEL022-367?1675)

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 ホヤは、海底の岩礁に着生する原索動物でその仲間は約300種あるそうですが、食用にするのは主として真ホヤという種類です。
 口に含むとふっくらプリプリした食感、そして磯の香りとともに苦味と甘味が広がります(この独特の味わいが苦手、という人もたまにはいるようです・・・)。

 ここ宮城では、ホヤは夏の珍味食材の代名詞ですが、聞いてみると最近は韓国への輸出が増えていて、この時期になると市場でも品薄になってきているそうです。

 そういえば、近所のスーパーでみたホヤの価格も今年は高いような気がします。塩釜仲卸市場に伺ったこの日は、たまたま天然ものの大きなホヤが入荷されていて写すことができました。

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 ホヤはとれたてを海水で洗って食べるのが一番美味しいと言われるくらい、新鮮さが命です。今回は、塩釜の市場に水揚げされた魚を中心とした料理を提供する本塩釜駅から歩いて数分のところにある「翠松亭(塩竈市海岸通り4-8 TEL 022-362-1777
   http://www.suisyoutei.com/)」 さんにご協力頂きました。

「翠松亭」さんの表の看板にもホヤ料理とあるくらいなので安心。
浦霞のHPでもお店を紹介しています。ご覧下さい。
   ( /shops/2006/05/post-10.html)。

    hoyasu_ue.jpg    hoyasu_hashiwotoru.jpg
 
 さて、期待に胸をふくらませて待っていると、まずは「ホヤ酢」の登場です。新鮮なホヤの身の上にもみじおろしと細かく刻まれたあさつきをのせています。これにポン酢をかけていただきます。
 早速、一口パクリ、「 旨いっ! 」。
 ホヤが持っているプリプリした食感、少しの苦味ある感じの後から甘味が口の中に広がります。食べた後には「ぼとる浦霞 /items/2014/07/botoru-urakasumi.html 
を合わせます。

「すっきり!また旨い!!」

 「ぼとる浦霞 」の持つふくよかな香りと丸みのある飲み口がホヤ独特の旨味や苦味、磯の味わいをつつみこんだ後、口の中にさわやかな後味を残します。これがすごく美味しく感じるのです。
 お酒のやわらかい旨味がいっそうひきたつ感じがしました。

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 次は「焼きホヤ」。焼いた後食べやすいように小さく切り分けられていました。これに抹茶塩を少しつけていただきます。
 口の中に入れた瞬間、ホヤの焼いた香ばしい風味と少量の抹茶塩の上品な風味が手伝い、
ホヤの甘味を感じさせます。甘さは「ホヤ酢」ほどは感じないものの独特な磯の香りは弱り、サクッとした食感も良く、ホヤ酢とはまた違う味わいが楽しめました。

 ホヤは、滋養にぴったりで、また、熱を加えられると「メラノイジン(食品中の糖やアミノ酸が加熱によって変化したもの)」によって抗酸化力が増し、がんや動脈硬化を防ぐ効果が生まれるそうです。
 食べて旨し、健康に良し。そして、酒好きは、お酒もすすむということで文句なしです。
 お店にいながら磯を感じる楽しさ、とれたての海の幸に感謝!そして、
「旬どき、うまいものに乾杯!」

「塩釜にいれて良かったなぁ」と思う至福のひとときでした。
さて、次は何にしようかな?乞う、ご期待!!
   
以上、トミヤより初レポートでした。