浦霞の酒造り日記 〜担当者でなければ分からないこだわりの酒造りのご紹介〜

◆本社蔵 製造課からの酒造り日記 12月17日の様子

 こんにちは。本社蔵製造課の鈴木です。

 
12月に入り、吟醸造りが始まりました。
 
蔵の中は緊張感がありながらも一丸となって作業に励んでいます。

 また、毎年12月には「うらかすみ日本酒塾」の講義の一環として蔵見学が行われ、先日も本社蔵に第10期生の皆さんがお越しになりました。

 私が担当している洗米作業の様子も見ていただきました。

 今回、皆さんに見学いただいた作業は、吟醸酒の竹ザルを使った洗米の様子です。
 下の写真は、時計を見ながら、1分刻みに洗米をしているところです。

 塾生の皆さんのデジタルカメラや携帯カメラでの撮影に、少々緊張しました。

 皆さんの反応や質問・感想を聞きますと、こちらもあらたな発見があり、新鮮な気持ちになります。


 それでは早速、12月17日の作業の様子をお伝えします。
 本日は、大吟醸の留仕込みの作業をおこないました。


 上の写真は、蒸米を甑(こしき)から取り出している様子です。
 こちらの蒸米は、筵(むしろ)のうえに広げ、外で冷却します。いわゆる「放冷」と呼ばれる作業です。
 放冷は、
気温が一番下がる日の出前に行います。


 午前5時30分、
 日の出前に作業を行います。

 (ちなみにこの日は午前3時30分からの出勤でした)


 この日の外気温は−1℃。
 指先が寒さでかじかみ、しびれる感じがしました。

 甑(こしき)より運んできた蒸米を筵(むしろ)の上に広げ、固まりをほぐしながら冷やします。

 仕込み予定温度まで下げるために、筵(むしろ)の上の蒸米を中央に寄せ集め、また広げていき、冷気が均等に入るよう何度もこの作業を繰り返します。
 温度計で温度を計りながら作業を繰り返します。

 良いお酒を作るには、温度管理の徹底が非常に重要なことです。

 私たち蔵人も非常に神経を使うところでもあります。

 上記の作業が終わり、午前7時、待ちに待った朝食です。
 賄いの方が作ってくれた朝食を蔵人みんなで頂きました。(この日のメニューは豚の生姜焼きでした)
 寒いところから暖かな食堂に入り、気持ちも体もホッとします。
 働いた後の朝食は格別に美味しいです。



 最後に最近の蔵の様子を
お伝えします。

先日、蔵入り口にある酒林(杉玉)に〆縄をつけました。
お正月バージョンに衣替えです。

こちらの杉の色が徐々に茶色になっていくのが楽しみです。


 さて、今回の日記で私の担当も終わります。
 始める前は何を書いたらいいのか不安でしたが、いざ始まって書いてみると、あらためて自分の中でも整理ができ、楽しく3回の日記を書くことができました。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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