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第一部
浦霞ほろ酔い寄席〜三遊亭鳳楽独演会〜
今回はこれまで以上に、独演会の特典を存分に味わっていただけた会になったのではないかと自負しています。といいますのも、寄席では持ち時間が短いこともあり、枕と呼ばれる導入部の後、すぐに本題へ入ります。
独演会では時間がゆったりとしていることもあり、落語の様々な種類(滑稽話、人情噺など)や鳳楽師匠が現在に至るまでの業界の裏話等が披露され、落語の世界へグイグイと引き込まれ、気が付くといつの間にか本題へと入っていました。
二題目の枕では、一題目の演目についての解説があり、独演会ならではの味わい深い演出があったことに一同、感嘆の声が上がりました。
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第二部 浦霞を楽しむ会
三遊亭鳳楽師匠を囲んで、宮城の旬の食材とともに浦霞をお楽しみいただきました。今回ご披露いただいた演目の一題目に「お燗酒」が登場するということで、急遽、お燗酒も提供しお楽しみいただきました。
会の中盤では弊社新作グッズ「浦霞禅のストラップ」や純米吟醸酒 浦霞禅が当たる抽選会を行い、中締めとなるのですが、参加された皆さんから小噺のアンコールが出ました。
そこで快く引き受けて下さった師匠より、いくつかの小噺をご披露いただき、笑い声が耐えない中でのお開きとなりました。おなかの底から笑って楽しい仲間と酒を飲む、これほどの健康法は他にないのではないでしょうか。次回も皆さまのご参加をお待ちしています。
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◆一題目「代わり目(別名 銚子の代わり目)」
とにかく酒が好きな主人。今夜も足取りがおぼつかないほど酒を飲み帰宅しているのに、「外では外の酒、家では家で飲む寝酒がある」と女房になんとか酒を出させようとします。もう火を落としてしまったから休んで下さい、という女房に冷や酒でもいいからと酒を出させ、肴としておでんを買いに遣いに出します。
すると丁度よく家の前をうどん屋が通り、男はうどんを買わずにうどん屋に燗をつけさせます。女房が家へ戻ると銚子から湯気が出ているではありませんか。火を落としたのにどうやって燗をつけたのか聞くと、主人はうどん屋につけさせたと言います。うどんのひとつも買ってやったらいいのに、とうどん屋を追いかける女房。
「ちょいと待って、うどん屋さん」
「おい、あそこの家でかみさんがうどん屋を呼ん出るぜ」と近所から声を掛けられたうどん屋は
「え〜とどこの家です。あ、あそこは駄目です。今いったらお燗の代わり目でございます」
◆二題目「百年目」
今でいう専務取締役とは「番頭」のこと。会長とは「旦那」のこと。その昔、番頭さんとは大変力を持っており、その店の切り盛り一切を任せられていました。旦那さんが店へ顔を出すことはほとんどない時代。小僧から番頭へ上り詰めた後、今でいう退職金として「のれん分け」が認められ、店を一軒持たされます。
あと少しで「のれん分け」という時期を迎えた大変几帳面でまじめな番頭さん。しかし、時には芸者遊びなどもやってしまう人でした。その番頭がある日芸者遊びをしているところを旦那さんに見られてしまいます。
「のれん分け」の夢は消え、明日から何をやって暮らそうかと思い悩み、眠れぬ夜を明かします。来る朝、旦那さんに呼ばれ、覚悟を決める番頭さん。そこで旦那さんの口から出た言葉は、「あれだけの遊びをやるのだから昨晩、帳面を調べさせてもらったがこれぽっちも穴がない。自分のお金であれだけの遊びが出来るお前さんを私は大切にしたい」と思いも寄らぬ有り難い言葉をいただきます。これからも旦那さんに仕え、応えていこうと腹を決める番頭さんへ旦那さんがこう聞きます。
「ところで番頭さん、なぜあの時私に『お久しぶりでございます』と朝晩顔を合わせているのに言ったんだい」
「はい、あんな所を見られたのでは『ここで会ったが百年目』と思いまして」
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