2006年12月アーカイブ
2006年12月27日
旬どき・うまいもの自慢会・みやぎ 第2回 冬の集い
こんにちは、企画課のトミヤです。
2006年も残すところ後数日となりました。不思議なことに「12月」に暦が移っただけで、なんとなくソワソワして「何かやり残したことは?」とか「あの人に会わないと!(飲まないと?)」とか考えたりします。みなさんはいかがですか。
年の瀬もおしせまる12月22日(冬至)「旬どき・うまいもの自慢会・みやぎ 第2回 冬の集い」には弊社社長を含め32名の参加者が集いました。
今回の食材は、宮城の冬の食材を代表する「牡蠣」です。「牡蠣」は生でも食べられる、焼いてもフライにしても美味しい。フランス料理、イタリア料理、中華料理の材料にも利用されていて、世界中で愛されている食材ですよね。
「牡蠣づくし」と「浦霞」を楽しむイベントが行われたのは、当蔵から車で10分ほどのところにある塩釜魚市場の入口にある?松木かき店 直営レストラン「塩釜亭」さんです。
松木かき店さんは、南三陸・金華山の海域のきれいな海で育つ牡蠣を仕入れています。
三陸・金華山沖は世界三大漁場のひとつであることは以前にお話をしましたが、牡蠣が養殖される海域湾内にも潮の流れが激しい外洋水が流れ込んで常に水がきれいな海域となっています。
牡蠣は、植物性プランクトンが豊富な海ほど成長が早く大粒に育ちます。三陸・金華山沖の養殖の海域は、北上川が注ぎこんでいます。北上側上流の森林に降った雨が雑木林の腐葉土に染みこみ、様々な養分が溶け出して川に流れ海に運びこまれます。こうした自然のサイクルがあり、海は栄養価の高い植物性プランクトンなど滋養に満ちた海域になります。このような大自然のサイクルの中で森の恵みを受けている食材のひとつが「牡蠣」です。

イベントは19時からスタート。まずは最初に弊社社長がご挨拶を申し上げ、そして、松木かき店・松木社長からもご挨拶を頂きました(松木社長は、最近就任された若い社長さんです)。
松木社長からは、生食でも安全な牡蠣を流通させていることをアピールされていました。牡蠣の安全性については、宮城県漁連を始め松木かき店でも独自の安全対策をとっています(松木カキ店さんのホームページhttp://www.matsuki-kakiten.com/でも詳しく掲載されております。ご覧下さい)。
ノロウイルスは加熱すれば死滅しますが、消費者の不安をぬぐい去るためノロウイルスが検出された地点の養殖カキは、生食用はもちろん加熱用も出荷されないとのことでした。
宮城県の「牡蠣」は、全国2位の生産量を誇り生食での出荷は全国第1位です。それだけに風評被害はとても大きいものです。「生」で食べられる食材の出荷が多いということは、新鮮で美味しい証し。一番贅沢な自然の恩恵であると思います。
まずは、「にごり酒(白馬)」で乾杯です。このお酒は、ごく一部の限られた飲食店様向けにしか出荷されおらず、この季節にしか味わうことのできない商品です。
アルコール分は15度から16度と高くありませんが、若々しいフレシュな口当たりと甘さを感じさせる飲み口のいいお酒です。きりりと冷やしたお酒をグラスに注ぎ、皆さんで乾杯しました。

前菜は「ぎばさ」と刺身(まぐろ、ほたて、鮭)です。「ぎばさ」は、学名で「アカモク」。ワカメやメカブと同様、褐藻類(ヒバマタ目ホンダワラ科)に属する海藻です。今回は少しポン酢で味付けされていますが、そのままでも美味しいそうです。海の幸をそのままと言う感じですが、つるつるネバネバが食欲をそそります。オクラとかを混ぜても美味しいですよ、きっと。

期待の料理の1品目は、生牡蠣です。見て下さい。ぷっくりとした大ぶりの牡蠣がふたつ。そのまま頂いても自然な甘味があり美味しいのですが、これにレモンをキューと搾り頂きます。あるいは、塩釜亭特製のカクテルソース、エシャロット(ベルギーワインビネガーでつけ込みんだソース)、もみじおろしがありそれぞれ楽しむ事ができました。生牡蠣は、本日のメニューの中でも1番人気で美味しいという評判でした。
2品目。冬至と言えばかぼちゃということでかぼちゃのスープが出てきました。これも自然な甘さ。まさに今日にぴったりです。

3品目。浜焼き。焼きたてのアツアツがひとりひとりに提供。
ここで本日ふたつ目のお酒が登場。弊社看板商品の「浦霞禅」です。「浦霞禅」の淡麗ですが、ほどよい旨味が活性化した焼き牡蠣によく合います。
4品目。牡蠣のグラタン。牡蠣のてんぷら。牡蠣サラダ。
牡蠣のグラタン。牡蠣のてんぷら。牡蠣サラダ。牡蠣づくしです。
牡蠣のてんぷらについては、生牡蠣の次に人気が高かった料理です。シェフから聞いた話では、牡蠣を水に浸して塩分を抜く作業を料理ごとに変えているそうです。お客様が口にした時に丁度良い味わいになるように塩分も計算されているとか。だから、牡蠣のてんぷらといっても何もつけなくてもそのままで美味しい。牡蠣サラダも牡蠣は牡蠣で味付けしてからサラダにのせているこだわりようです。そんな小さな気配りは、皆さんの感じたことがそのまま食べた感想に表れていました(後で感想の一部をご紹介いたします)。

「山廃吟醸 浦霞」は、上燗(50度位)で提供しました。温かい料理に温かいお酒との組合せで楽しんで頂きました。「山廃吟醸 浦霞」は、お燗にするとややコクのあるバランスの良い旨味が口の中に広がり、常温で飲むよりも香りが開き、酸が柔らかく感じます。今回は、我々スタッフと社長がお燗番につきましたが、お燗も人気があって喜んでいただきました。

ここで松木かき店の仕入を担当されている高橋マネージャーから三陸の牡蠣の美味しさの秘密や広島の牡蠣との違いなど、たくさんの事を話していただきました。参加された方からは質問も飛び交い、会話が弾みました。自信を持って良いものを作っていると言うその姿勢に触れて、ますます「牡蠣」が美味しくなるし、自分としても地元みやぎへの思いが一段と深くなりました。

料理も終盤の5品目。三陸のわかめと牡蠣のしゃぶしゃぶです。しゃぶしゃぶに丁度よい小粒の牡蠣がツルンと口の中へ。その味わいは鯛で取られた薄味ですが、しっかりしていて牡蠣の美味しさと重なります。わかめは海の味覚そのものであり、一緒にお湯に通されたレタスはシャキシャキ感を保ちながらだし汁が浸みていて、さらに口の中で味わいを深くするアクセントになっていました。

6品目。最後は、三陸のわかめと牡蠣のしゃぶしゃぶで残っただし汁を使って、おじやが作られました。たっぷりと牡蠣とだし汁のうま味が凝縮されたおじやは、何とも言えない味わいでした。

最後にアンケートを記入いただき、その場で2名の方に「大吟醸 浦霞(720ml)」があたる抽選会をおこないました。そして、社長が持参したかわいい「おちょこ君(日本酒造組合中央会イメージキャラクター)」の携帯電話のストラップも追加で景品にして抽選会を続け、最後まで盛り上がりました。
松木かき店さんからは、もれなく参加者全員に前菜となった「ぎばさ」をお土産として頂きました。ありがとうございました。
参加された方の声をお伝えします。
「美味な日本酒とカキの絶妙なコントラストに感激です」
「うまい、おいしい、やみつきになった。旬の大切さを改めて感じた」
「毎回おいしいお料理とそれに合うお酒で幸せな気持ちになることが出来ます」
「普段味わうことの出来ないお酒を飲むことができて、とてもおいしく、そして、楽しい時間を
過ごすことができました」
「カキを食べたかったのですぐに申込みました。カキづくしのお料理すべておいしかったです」
「浦霞だけでなく、カキのお話が沢山うかがえたので楽しかったです」
「普段味わえないお酒が飲める。かきの話が聞けた」
この声を聞いてひと安心しました。最後まで全部食べると、おひとり様13?14個の牡蠣を食べることになり「牡蠣はあきた?」と言われるかと思いましたが、皆さんにぺろりと食べて頂き、質・量ともに満足頂いたようです。
宮城を代表する冬の食材「牡蠣」。東北の豊かな自然が育んだ食材を是非皆さんも機会がございましたら、ご賞味ください。
来年も東奔西走県内を駆けめぐり旬の食材を紹介していきます。
2006年12月 8日
蔵王高原で大根狩りです
みなさん、こんにちは。トミヤです。
えぇ?、師走に入りまして忙しい毎日をお過ごしのこととご察し申し上げます。浦霞の本社蔵にある弊社商品を販売する店舗でも12月に入ってからというもの、さらにお客様の往来が激しくなり忙しくなってまいりました。お客様を応対させていただく社員もおかげ様で右へ左へと動いております。
店内もテンテコ舞いとなりますが、そんな忙しい中で息をひそめて、静かにお客様の往来を見守っているモノがいます。
古い古いレジスターです。大正時代のものらしいですが、いつ製造されたのかよくわかっておりません。よく見ると横文字でメーカー名が入っておりました。レジスターの金額が表示されるところには「円」だけでなく使ったことのない「銭」の表示があります。レジスターそのものは戦後も使っていたようですが、使われなくなってからはかれこれ半世紀近くはたつようです。
是非お店にお越しの際は、あまり目立たず隅に置いありますが時間のある方はじっくり見てください。
さて、今回のブログは、またまた企画課の内海からネタ提供です。
「トミヤさん、『ダイコン狩り』って知ってます?」
「ダイコン狩り?!リンゴ狩りや潮干狩りなら知ってるけど、ダイコン狩りってナニ?聞いたことがないよ」
聞くとダイコン狩りとは、冬の定番食材である大根を畑から引き抜いて持ち帰ることができるという楽しそうな農業体験でした。大根狩りがおこなわれた場所は、写真を見てもわかるように周辺の木々がすっかり冬支度の様相となった蔵王高原です。「蔵王高原(宮城県側)」は、東北地方を南北に走る奥羽山脈系のひとつ、蔵王連峰の麓に広がっています。

蔵王高原周辺は、宮城県内でも美しい大自然の季節の移り変わりを楽しめるところです。澄み切った冷たい青い空の下で作られる美味しい大根が「蔵王高原大根」です。

目の前には緑のじゅうたんが広がっています。天気が良いこともあり、大根の葉っぱの青々した感じが伝わってきます。

写真左側は、土の上からは想像もつかない三つ又大根(大根を抜いてから大笑い)。写真右側は、今年のトレンドを掴んだ懇親の一本「イナバウアー(荒川静香さんは宮城県東北高校出身です)」と役者揃い。大根狩りはとても楽しそう!

「土の上に見えているは一部で抜くのが大変そうだよね」
「それがですね、スポッと簡単にぬけるんですよ。楽しいですよ」

蔵王高原を見下ろす蔵王山は、その昔に噴火して周辺に火山灰を降り積もらせました。土壌の水はけの良い土地を農家の皆さんが改良し、さらに豊かな土壌にしたそうです。
「んでさ(それでさ)、1袋でどれくらいとれるの?」
「これくらいです」

見せられた写真をみてびっくりです。
「あふれてるよね!」
見ると袋に大根の先だけ入っているというか、のっているというか・・・。これは、人が抱えたら落ちのるので違反では?
「これでもOKでした。1袋に15本位は、つめましたよ。もっと詰めたかも。この日は、袋を10枚購入しましたので、持ち帰った大根は百数十本ありました」
スゴイです。それは、すべて内海家の胃袋に?
「そんなことありません。近所に配ったりしました。大根は寒いところに置いておけば日持ちもしますから」

なるほど!そんな内海家では薄口の醤油と昆布からダシをとって作った「ふろふき大根」が食卓に並びました。大根そのものの自然な味わいがわかる一品です。さらに味わいを深めるため、味噌と調味料を合わせて自家製のゆずをきざんだ甘味噌で食べたようです。
ということでトミヤも1本だけ譲ってもらい、ふろふき大根を自宅に持ち帰り同じように料理していただきました!(ゆずはありませんでしたが・・・)
薄口で味付けされた蔵王高原大根は、その甘さと柔らかさが驚きでした。味が染みていて美味しい。おもわず普段飲み用としておいてある「本仕込浦霞」 を取り出し一緒に味わいました。室温でおいていた「本仕込浦霞」でした。よかったですよ、この組合せ。
「本仕込 浦霞」の柔らかい口当たりが大根の繊細な甘味と重なり、美味しさを感じさせました。そして、甘味噌をからめた大根を食べた時には「本仕込 浦霞」のもっている後からくるキレの良さがうまく流してくれて、さらにもうひと口食べたくなりました。
大根を細く千切りにしたサラダも大根の甘味、そして、みずみずしさを感じることができて美味しくいただくことができました。
蔵王高原大根の美味しさの秘密は、豊かな大地の恵みと作り手の苦労と高原特有の寒暖の差が育んだ賜物であるということ。それがこのみずみずしい甘さを生むのだと感じました。みなさんも是非一度、「蔵王高原大根」を食べてみてください。
どんどん冬の味覚を追いかけていきたいと思います。それでは。

もうひとつ宣伝させてださい。「旬どきうまいもの自慢会・みやぎ 第二回冬の集い」のお知らせをさせて頂きます。概要は牡蠣の通りです。間違いました、下記の通りです。年の瀬もせまる12月22日(金)はお忙しいと思いますが、旬の食材の「牡蠣」を堪能し、この時期ならではの旬の「浦霞」を満喫しませんか?ご参加お待ちしております。宜しくお願いいたします。
◆開催日時 平成18年12月22日(金曜日) 冬至 19:00?21:00
◆会場 松木かき店 直営レストラン 塩釜亭 (宮城県塩竈市新浜町)
※最寄り駅 JR仙石線東塩釜駅
◆参加料 5,000円
◆定員 40名様(先着順)
◆申し込み方法
【Eメールの場合】
件名:「旬どき自慢会申し込み」とご入力の上、以下の内容をこちらまでお送り下さい。
1)代表者名
2)郵便番号、ご住所
3)昼間連絡がとれる電話番号
4)FAX番号(FAXをお持ちの場合)
5)申し込み人数
メールアドレス info@urakasumi.com
【電話の場合】
浦霞醸造元 株式会社佐浦 022?362?4165までお電話下さい。
(営業時間 8:30?17:30)
◆締め切り 定員になり次第、締め切りとさせていただきます。
http://www.urakasumi.com/