放射性物質等に関する弊社の取り組みについて

放射性物質等に関する弊社の取り組みについて

東日本大震災発生以降、様々な場面で放射性物質等の影響が懸念されていますが、弊社におきましては、安心・安全を基本にして酒造りをおこない商品の安全管理についての取り組みを行っておりますのでご説明申し上げます。

概要

「原料(米、水)」等の放射性物質については、公的機関の発表に基づいて安全性を確認しております。
 震災後から2013醸造年度までは、製造されたすべてのお酒を貯蔵タンクごとに放射性核種の分析検査を第三者機関(財団法人日本食品分析センターと財団法人宮城県公衆衛生協会、独立行政法人酒類総合研究所)に依頼して行っており、これまでに一度も放射性物質は検出されておりません。
 2014醸造年度(2014年7月1日~2015年6月30日)からにおいては、新米を使用して製造される各商品の最初の貯蔵酒についてのみを放射性核種の分析を第三者機関へ継続して依頼し検査しております。

原料米について

原料米については、宮城県が2011年県産米の県内各地において放射性物質の調査を行い検査結果を公表しています。結果としましては、暫定基準値を超えた米がなかったことにより「宮城県安全宣言(2011年9月29日)」をしており、その安全性が確認されています。

仕込み水について

 弊社の仕込水は弊社の酒造りに合うように、井戸水に水道水を濾過処理したものを併せて使用しております。井戸水については矢本蔵・本社蔵ともに定期的(1回/月)に放射性核種の分析検査を第三者機関(財団法人日本食品分析センター)に依頼して行っています。また、水道水については行政機関が定期的に発表する検査結果を継続して確認しております。
 なお、本社蔵で使用している井戸水については塩釜市に隣接する七ヶ浜町という海に近いところに位置し、また比較的浅い井戸のため、検査を継続しながらも震災の影響を考慮して当面は使用を中断しております(井戸周辺は、津波被害はございませんでした)。
 そのため、2011年秋より新たな水処理システムを導入し、弊社の酒造りに適した水質に処理した水道水を使用しております。しかしながら、井戸水に含まれるミネラル分のバランスを人工的に完全に再現できるものではなく、弊社の酒造りの伝統と地域性を継続するためにも井戸水の一定期間の観察を続けて、安全性が確認できましたら使用を再開する予定であり、今後もできる限りこだわり続けたいと考えております。
 複雑で高度な製造工程をもつ日本酒造りにおいては、原料(米、水)も大切ですが「造り」となる杜氏の腕も大きく左右します。弊社では、50年以上にわたり浦霞で酒造りをおこなってきた平野名誉杜氏からの教えである「毎年が一年生(初心に返る)」というモットーを基本に、本社蔵・矢本蔵 両杜氏をはじめとした蔵人一同が真剣に向き合っています。常に工夫を重ねて、安定した酒質をお届けできるよう目指して酒造りにあたっております。

 水道水の放射性物質の確認については「放射能情報サイトみやぎ」から「水道水マップ」にある「塩釜市」と「東松島市」の検査結果をご覧ください。「塩釜市」については梅の宮浄水場と南部山浄水場、「東松島市」については須江山浄水場と蛇田浄水場となります。

2015年3月