旬どき うまいもの自慢会 みやぎ
こんにちは。企画課の芳賀です。
ご報告が遅くなりましたが、3月に開催しました、
旬どき うまいもの自慢会 みやぎ【春の集い】の様子を
お知らせいたします。
今回の春の集い、テーマは「仙台せり」でした。
これまで「せり」というと、脇役のイメージがありましたが
今、宮城県では「せり」を主役とした料理が流行りつつあります。
そんな「仙台せり」を生産者の三浦さんをお招きして、
根から葉まで様々なメニューで楽しみました。
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開催日時 平成24年3月20日(火・祝)12:00から14:30
会 場 「仙臺居酒屋 おはな」(宮城県仙台市)
>>http://r.gnavi.co.jp/t026505/
参加料 6,000円
定員 36名
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弊社代表取締役社長の佐浦の挨拶と乾杯で会はスタート!
乾杯酒は、純米吟醸生酒 浦霞 春酣(はるたけなわ)
上槽後一切の加熱処理をしない生酒で、しぼりたての純米吟醸酒
の味わいをそのままびん詰めした商品です。
純米吟醸酒らしい米の旨味と果実のような香り、生酒の
フレッシュな味わいがお楽しみいただけます。
続いて「おはな」の佐々木店長に本日のメニューのご説明を
していただきました。
どのような食材を使い、どのようなこだわりがあるのかを
事前に聞くと美味しさも倍増すること間違いなし!!
「仙台せり」をメインとした「おはな」さんの特別メニュー
はこちらです。
【先付け】
せりのおひたし
そのままの味を楽しんで欲しいと出汁醤油のシンプルな
おひたし。
シャキシャキとした食感とほんのりとした苦味、香りと味わい
の余韻が長く続きます。
【前菜】
せりと人参のムース
うるいとホッキ貝の酢味噌和え
せりと桜海老のゼリーよせ
3段に重ねられて運ばれてきた小皿は見た目もGOOD!
上段「せりと人参のムース」は、アク抜きをしたせりと新人参を
使用した2色のムース。人参独特の苦味がありませんでした。
中段は「うるいとホッキ貝の酢味噌和え」
やわらかなホッキ貝は甘味があり、酢味噌との相性抜群!
下段の「せりと桜海老のゼリーよせ」は、桜海老がつぶして
あるので、せりの食感を楽しみつつ、桜海老の甘さも感じる
ことができました。
【お造り】
鰆と菜の花の昆布〆
「梅ダレにつけて」とのこと。
梅ダレにつけることにより、塩味が足され、味わいに深みが
増しました。
【魚料理】
真鯛と筍のフォルス
桜バター風味
フォルスとは肉や魚、野菜などの中に別の食材を詰めた料理。
彩りでせりのソース(緑)とバンブランソース(白)をかけて
春っぽく演出したとのことです。
フレンチ出身の料理長ならではの一品です。
バターのコクと甘味の中に、せりの苦味が広がります。
ここで2種類目のお酒が登場!
「蔵の華 純米吟醸 浦霞」
宮城県限定発売商品で、宮城県産酒造好適米「蔵の華」を使用した
純米吟醸酒です。程よい香りと柔らかい甘味を感じさせるバランス
の良い味わいです。
【揚げ物】
せり根の天麩羅
旨味のあるせりの「根」の部分の天麩羅。
「豆鼓味噌」「トマトソース」「塩竈の藻塩」の3つの
個性ある味わいで楽しむことができました。
ここで3種類目のお酒のご提供!
蔵の華 芳醇辛口純米 浦霞(流通限定商品)
馥郁(ふくいく)とした香りとすっきりとした味わいのキレのある
辛口の純米酒です。
また、お燗にするとお酒の丸みが料理を包み込んでくれ、
食事もお酒も進みました。
【珍味】
ホタルイカの塩糀漬け
葉わさび添え
弊社の糀を使用。
口に入れた途端、葉わさびの香りが広がります。
ホタルイカの甘さの中にわさびの辛みがあり、お酒
との相性抜群!
【肉料理】
仙台牛と春野菜のロースト
マスタードソース
A5の仙台牛と新じゃがと芽キャベツの春野菜を使用。
肉厚の仙台牛は噛むと旨味が広がり、余韻が広がります。
4種類目に「山田錦純米大吟醸 浦霞 古酒」(数量限定商品)
華やかな香りと米の旨味がほど良く熟成し、繊細で落ち着いた味わい
の純米大吟醸古酒です。
【食事】
山菜炊き込みご飯
山菜の苦味とお米の旨味、モチモチ感を楽しめました。
山菜は、こごみ・タラの芽・ウド・ウコギの4種で
春の香りと味を満喫することができました。
【甘味】
浦霞酒粕チーズケーキ
酒粕とチーズの相性は抜群!
モチモチしっとりとした食感とチーズのコクを堪能できました。
そして食後酒として、発売前の
http://www\.urakasumi\.com/hpa/sh_kibounoyoake\.html(数量限定商品)を
皆様に味わって頂きました。
この焼酎は、東日本大震災で被災した醪(もろみ)を
原料として製造した本格焼酎で、穏やかな香りと柔らかな
甘みが特徴です。
ラベルには、被災した店舗や土蔵造りの仕込蔵が復旧を果たし、
夜明け前のほの暗さから浮かびあがろうとしている姿を表しています。
これから輝きを放とうとしている日輪は私たちの「希望」であり、
被災地の復興を願う「想い」が込められています。
震災から1年が経過しましたが、ここ宮城はまだ復興の一歩を
歩み始めたばかりです。
力強く歩み続ける宮城の生産者さんのお話を聞いて、「希望の夜明け」
を皆さんと一緒に飲みながら被災地の復興を願いたいと思い、
発売前でありますが、今回特別に用意致しました。
以上でお料理、お酒とも終了です。
会の途中には、名取市で「仙台せり」を生産されている三浦隆弘さん
のご紹介と、三浦さんに「仙台せり」についてお話いただきました。
宮城県内では、名取のほか、石巻河北、涌谷、大崎松山などで
せりを作っており、それらを「仙台せり」として出荷されている
そうです。
せりの栽培は江戸時代に始まり、380余年の歴史があるとのこと。
名取地区は地下水源が豊富で水質がよく、井戸を掘り、清浄な地下水
を利用し栽培されているそうです。
ここで会場から質問をいただきました。
Q.購入時のポイント、美味しく食べるコツを教えて下さい。
A.
葉、根がみずみずしくハリがあり、香りが強いものを選んで下さい。
色は緑の淡い色のものを。色の濃いものは、味を犠牲にしている
可能性があります。
また、保存法ですが、せりは乾燥を嫌いますので、湿らせた新聞紙
などで根元を包み、ポリ袋に入れて冷暗所に立てて保存して下さい。
Q.根についている砂はどう処理すればいいでしょうか。
A.歯ブラシやタワシでお取り下さい。
最後に、三浦さんから
「根が一番美味しく、味がわかります。
根・茎・葉、それぞれ味が違うので是非食べ比べてみて下さい」
とのお話でご紹介タイムは終了!
また、八木橋料理長からもご挨拶をいただきました。
八木橋料理長には「仙台せり」をメインに日本酒に合うメニュー
を考えていただきました。ありがとうございました。
フランス料理出身とのことで、フレンチの要素が取り入れられた
メニューは、斬新で美味しかったです。
そして、最後に皆様にはアンケートにご協力いただきました。
一部ご紹介いたします。
[アンケートより一部抜粋]
・三浦さんの人柄が感じられて、せりが一層美味しくなりました。
・せりってこんなにおいしいものだったのだと気付かせていただきました。
ありがとうございました
・せりの不思議にふれ、日本野菜、地場野菜の良さを再認識できました。
根の天ぷらには新鮮な感動を覚えました。
・美味しい料理とお酒のコラボレーションを堪能させていただき、
どうもありがとうございました。
今回も皆様とともに宮城の旬の食材「仙台せり」と浦霞をご堪能
しました。
皆様、おはなの皆様、三浦さん、誠にありがとうございました!
本日の提供酒
左から
・純米吟醸生酒 浦霞 春酣(はるたけなわ)(季節限定商品)
・蔵の華 純米吟醸 浦霞(宮城県限定販売商品)
・蔵の華 芳醇辛口純米 浦霞(流通限定商品)
・山田錦純米大吟醸 浦霞 古酒(数量限定商品)
・http://www\.urakasumi\.com/hpa/sh_kibounoyoake\.html(数量限定商品)