旬どき うまいもの自慢会 みやぎ
こんにちは。企画課の笠原です。
先日「旬どき うまいもの自慢会 みやぎ ~秋の集い~」を開催致しました。
■日 時 2014年9月20日(土)午後5時~
■会 場 「無垢とうや」(宮城県仙台市)
http://www.to-ya.jp/muku/
■参加費 6,400円
■参加者数 31名様
ビル2階に位置する「無垢とうや」さんの大きな窓からは定禅寺通り
が一望できます。
仙台の冬の風物詩「光のページェント」の時はお店からきれいに
イルミネーションを見ることができるそうです。
さて、今回の食材テーマは「白かぼちゃ」です。
村田町で自然環境循環型農業に取り組むボンディファームの鹿股さんを
ゲストにお迎えして、鹿股さんが育てる旬の食材「白カボチャ」を中心に
秋の野菜と「特別純米酒ひやおろし 浦霞」をお楽しみ頂きました。
会は、弊社社長 佐浦の挨拶、乾杯でスタートしました。
本日の乾杯酒は、「特別純米酒 ひやおろし浦霞」。
原料米:ササニシキ 精米歩合:60%
「ひやおろし」は厳寒期に仕込み、夏を越えてほどよく熟成した、
もっとも美味しいと言われている時期のお酒を加熱処理せず、
「ひや」のまま瓶詰めした季節商品です。
まろやかでふくらみのある味わいは、食欲の秋にぴったりです。
乾杯後、「無垢とうや」さんの店長齋藤さんにご登場頂き、
ご挨拶頂きました。
店名の「無垢」は「無垢材」の「無垢」からとり、素材をそのまま、本来持つ
味わいを引き出すことを心掛けているとのことです。
本日も鹿股さんの作る野菜そのものの持つ味わいを引き出した
お料理が出てくる期待も膨らみます。
早速、本日のお料理です。
一品目は、【前菜】白かぼちゃ 新じゃが豆腐 うま出汁あん
粘り気があり、クリーミーな甘味がありながらもさっぱりした一品でした。
一品目をお召し上がり頂いたところで、本日のゲスト鹿股さんにご登場
頂き、日頃の活動や野菜作りのこだわりをお話頂きました。
鹿股さんは、村田町で自然環境循環型農業に取り組むボンディファーム
を経営されており、作った野菜のほとんどは直売所に並ぶそうです。
その他、県内外の飲食店さんへも卸しています。
野菜作りに取り組んでから15年。始めは有機農法で作っていたそう
ですが、自然農法に近い方法に切り替えたとのこと。
草を土の上に置き、土の中での発酵を進めていくなど、「地力」をあげる
ために工夫されているそうです。
よそから持ってくるのではなく、野原のまま、その地のもので地力を
あげる、そこにこだわっているとのこと。
そのため、量は取れないそうですが、味のバランスは取れているそうです。
「土がすべて」、「本来の野菜の味、土の味を味わってほしい」と
鹿股さんは熱く語られていました。
そんな鹿股さんのこだわりをお伺いした後に頂く二品目は、
【刺身】かつお藁炙り刺、さんまのなめろう、生野菜 トマト味噌で
炙り刺は、かつおの脂の甘味と皮の炙ったカリカリとした食感と
香ばしさが美味しかったです。
さんまのなめろうは、さんまの旨味と少しの苦味、余韻で引く甘さが
「ひやおろし」のまろやかさとマッチしていました。
生野菜は、オクラ、ナス、シシトウの3種。ナスは水ナスのように
瑞々しく噛むと果実のような香りが鼻から抜けていきます。
オクラを生で食べるのは、今回初めてでしたが、野菜の本来もつ
瑞々しさがあるので、しっかりとした食感を保ちながら、さっぱりとした
味わいで楽しむことができました。
ここで「特別純米酒 ひやおろし浦霞」をお燗にして、ご提供。
冷やして、燗酒で、両方の温度帯でお楽しみ頂きました。
三品目は、【吸物】白かぼちゃと白子のすり流し
かぼちゃのクリーミーな甘味、粒々感が少しあり、のどごしがありました。
お吸い物に合わせて、ご提供したのが「大吟醸 浦霞」。
原料米:山田錦 精米歩合:40%
熟した果実のような気品ある吟香、柔らかい甘みと落ち着いた味わい。
そして、四品目は【焼物】仙台牛トモサンカク炭火焼 玉ねぎあん
トモサンカクとは、モモのシンタマと呼ばれる部位のさらに一部のお肉
のことで、美しいサシが入り、脂ののっている大変美味しい希少部位
だそうです。
かかっている玉ねぎの甘さ、若干のシャキシャキ感、とろけるような
お肉の甘さがとてもマッチしていました。
こちらには、「純米酒 浦霞」を合わせて頂きました。
原料米:まなむすめ 精米歩合:65%
米の旨みが存分に生きた、すっきりとバランスのよい味わい。
五品目は【天ぷら】
ピーマンえびしんじょう
写真のように、揚げたてを席まで持ってきてくれます。
活ホタテ
白かぼちゃ
天ぷらには、木桶仕込み山廃純米酒 浦霞 貳百八拾號(にひゃくはちじゅうごう)
を合わせてお召し上がり頂きました。
原料米:トヨニシキ 精米歩合:70%
温故知新をキーワードに、木桶で仕込んだひと昔前の酒造り。
続いて、【煮物】焼き大根と煮穴子 八方出汁で
大根は甘みが凝縮されており、煮穴子は口に含むと甘味が広がりました。
煮物には、「木桶仕込み山廃純米酒 浦霞 貳百八拾號」をお燗にして
合わせて頂きました。
七品目は、【食事】とうもろこしご飯、みそ汁
土鍋釜で炊いたご飯は、ほくほくして美味しかったです。
【甘味】和梨の浦霞純米酒ゼリー
「純米原酒につけた浦霞の梅酒」とともにお楽しみ頂きました。
以上で、白カボチャを中心とした秋の集い用のメニューは終了。
ご参加いただいた皆さま、鹿股さん、無垢とうやの皆さま、ありがとうございました。
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本日の提供酒
写真左から
・特別純米酒 ひやおろし浦霞(季節限定品)
・大吟醸 浦霞(数量限定品)
・純米酒 浦霞
・木桶仕込み山廃純米酒 浦霞 貳百八拾號(にひゃくはちじゅうごう)(数量限定品)
・純米原酒につけた浦霞の梅酒(数量限定品)
アンケートより一部抜粋
・野菜の本来の味わいが感じられて、本当に美味しかったです。
・生のなすがあんなに"美味しい"とは初めて知りました。
・野菜のうまみを生かした数々のお料理、大変おいしくいただきました。
・美味しいお酒と美味しいお料理をありがとうございました。
ご褒美のスペシャルデイでした。