旬どき うまいもの自慢会 みやぎ
こんにちは。企画課の笠原です。
先日「旬どき うまいもの自慢会 みやぎ ~冬の集い~」を開催致しました。
その様子をご報告致します。
==== 開催概要 ====
■日 時 2015年12月20日(日)お昼12時~
■会 場 「小松館 好風亭」(宮城県松島町)
http://www.new-komatsu.co.jp/
■参加費 6,400円
■参加者数 37名様
今回は宮城の冬の味覚「牡蠣」をテーマに、
松島の「小松館 好風亭」様にて開催致しました。
この日は青空が見られる晴天であり、
目の前に美しい松島の島々が広がっておりました。
この美しい景色を見ながら、本日は小松館さんの
美味しい料理、この時期ならではの浦霞のお酒を
皆様にはお楽しみ頂きました。
社長佐浦の挨拶、乾杯でスタートしました。
乾杯酒は山田錦純米大吟醸 浦霞
先日表彰式が行われた「純米酒大賞2015」において、
純米大吟醸酒部門で金賞を受賞したお酒です。
受賞酒にて乾杯して頂きました。
乾杯後は、「先附け」「前菜」と牡蠣づくしのお料理が出て参りました。
【先附け】
牡蠣のオイル焼と
牡蠣の浦霞大吟醸蒸し 土佐酢ゼリー添
オイルの丸みのある甘さと牡蠣のぷっくりとした身、
そこにトマトとレモンの酸味が加わり絶品でした。
酒蒸しには弊社の大吟醸を使用して頂きました。
ゼリーの柔らかさと牡蠣の甘味、渋味がマッチ!
【前菜】
名代烏賊の塩辛、海鼠の友和え、
北あかりのジュレ天盛り蟹味噌
コリコリとした海鼠、烏賊の塩辛、塩味と余韻の甘さに
お酒が進みました。
続いて「お造り」。
お造りに合わせてお飲み頂いたのが
蔵の華純米吟醸 浦霞
宮城県内限定商品です。
今年10月に開催された「宮城県清酒鑑評会」において
県産米純米吟醸酒の部で河北新報社賞を受賞したお酒。
ほどよい香りと甘みが絶妙なバランスのお酒です。
【お造り】
本日のお造り盛り合わせ 妻一式
(ホタテ、サワラ、マグロ、タラ)
お皿全面に氷が敷き詰められ、冷たいままお刺身を
いただくことが出来ました。
ここで、本日のゲストの登場です。
宮城県漁協塩竈総合支所かき部会 部会長を務められている
渡邉 茂さんと、息子さんの允浩(のぶひろ)さんです。
鳴瀬で牡蠣の養殖をされています。
鳴瀬の牡蠣は、河口に近く、植物性プランクトンの多い、
栄養分豊かな恵まれた漁場で育てられているため
美味しくなるそうです。
1年牡蠣で、殻は小さいが身入りが大きいのが特徴。
女性が一口で食べられる適正なサイズとのことです。
東日本大震災前は6179トンあった水揚げが、
平成25年は2400トン、26年は3300トンと
半分以下に落ち込んだ水揚げ量も少しずつ回復している
とのことでした。
前半のお話はこのへんで、続きは会の後半で。
お料理は続いて「油物」へ。
【油物】
カダイフに包まれたずわい蟹と
松島牡蠣の磯辺揚げ バルサミコ餡
サクサクした細かい食感と、ぎっしりしたカニの身と
その甘さが美味しい一品でした。
続いて、焼物。
【焼物】
松島牡蠣と海老のアヒージョ
バケットを添えて
牡蠣のほか、人参、芽キャベツ、海老、パプリカ、エリンギ
など、具だくさんのアヒージョでした。
こちらに合わせて、お飲み頂いたのが、
発泡性純米吟醸酒 浦霞
心地良い発泡感が口の中に拡がる、 発砲性純米吟醸酒。
今回のために特別にご用意したお酒です。
(一般販売しておりません)
ここで、ゲストのお二人に再び登壇頂きました。
後半は、震災時の様子、そしてそこからの復興のお話、
現在の問題等をお話頂きました。
全国の種牡蠣のうち、7~8割は宮城県産。
その種牡蠣も東日本大震災で津波に流され、壊滅的
な状況でしたが、松島の島にわずかに残った牡蠣を
育て、良い種牡蠣づくりに務めたとのことです。
津波で失った仲間もおり、残っている船も少ない中、
皆で共同でやろう、と心一つに進めていったそうです。
現在、浜で起きている問題として、浜で働く女性が
少なくなったことだそうです。
震災前は、浜の近くに住居があり、歩いて浜に来ていた
そうですが、震災後は住宅禁止区域になり、浜の遠くに
住んでいる方が多く、それを機にやめられる人が多いそうです。
牡蠣をむく人の減少が、出荷量が伸びない要因のひとつ
にもなっているそうです。
復興は進んでいるものの、また新たな問題も出てきており、
浜で起きているリアルな情報を伺うことができました。
渡邉茂さん、允浩さん、貴重なお話をありがとうございました。
お料理は、続いて「温物」に。
【温物】
牡蠣と宮城産曲葱の朴葉焼き
牡蠣の美味しさが凝縮され、味噌の甘塩っぱさが
お酒をさらに美味しく頂けました。
続いて、「小松館 好風亭」さんの料理長 車塚さんから
ご挨拶と客前料理を披露いただきました。
【客前料理】
仙台名物牛タンの塩釜焼き
牛タンは柔らかく、そして厚みがあり、噛めば噛むほど
甘みが溢れ、牛タンの美味しさが凝縮されていました。
塩をつけて、レモンをかけてと2つの味わいを
楽しむことができました。
ここで、お酒はお燗酒の提供に。
宮城県産ササニシキ100%使用。
ふくよかな米の旨みとほどよい酸味のハーモニーを
お楽しみ頂けるお酒です。
こちらのお酒とともに味わって頂きたいお料理、
「止椀」「お食事」に移ります。
【止椀】
鱈のアラ汁漁師風
【お食事】
以下の3つから各自セレクト頂きました。
①牡蠣の炊き込み
②牡蠣を練り込んだ仙台味噌の焼きおにぎり
③宮城産ひとめぼれ
お焦げも美味しく頂きました。
最後に、デザートが出て参りました。
【デザート】
浦霞アイスクリームと浦霞のサバラン 無花果を添えて
アイスクリームと合わせて、お酒は「デザート酒」を。
浦霞 本格焼酎につけた梅酒
こちらで全てのお料理とお酒の提供が終わりました。
ご参加頂きました皆さま、渡邉茂さん、允浩さん、
「小松館 好風亭」さん、ありがとうございました。
次回「春の集い」もお楽しみに!!
写真左から
・山田錦純米大吟醸 浦霞
・蔵の華純米吟醸 浦霞(宮城県限定)
・発泡性純米吟醸酒 浦霞(一般発売しておりません)
・特別純米酒 生一本(きいっぽん) 浦霞
・浦霞 本格焼酎につけた梅酒(季節限定、数量限定)
アンケートより一部抜粋
・普段美味しく頂いている牡蠣の知らないことを
たくさん聴かせていただきました。
・やっぱり宮城県の牡蠣が一番です。
・素晴らしい景色を観ながら美味しいお料理とお酒を
頂き、幸せなひとときをありがとうございました。
・生産現場の生のお話が聞けて幸いです。
宮城はまだ復興の途中です。お体にお気をつけて
お仕事続けてください。
・初めて参加して、お酒とお料理のコラボ、大変
美味しくいただきました。