旬どき うまいもの自慢会 みやぎ

第43回【夏の集い】を開催しました


こんにちは。企画課の冨谷です。

先日「第43回 旬どきうまいもの自慢会 ~夏の集い~」を「仙臺居酒屋 おはな」様を会場に開催いたしました。
その様子をご紹介致します。


■日時 2017年6月24日(土) お昼12時より
■場所 「仙臺居酒屋 おはな(宮城県仙台市)
   仙台市青葉区中央2-5-1 三文字屋ビルB1
■参加費 6,400円
■参加者数 36名様

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まずは社長の佐浦より挨拶を致しました。
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そして続いて「仙臺居酒屋 おはな」 佐々木店長から一言ご挨拶を頂きました。
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八木橋料理長からも本日のメニューのご説明を頂きました。
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純米夏酒 浦霞」で乾杯をして、会がスタート!
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純米夏酒 浦霞(季節限定)
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夏期限定のお酒。
爽やかで軽快な甘みと米の旨味が感じられる、夏にぴったりの味わいです。



【1品目】
山芋のムース ウニソース
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クリーミーで余韻に滑らかさが残りました。
ゴボウチップスの味わいと食感もマッチしていました。


【2品目】

ホヤのスモークと自家製リコッタチーズ、アイコの白ワイン煮
冬瓜の水晶煮、沢蟹の唐揚げ

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少し塩味のきいたチーズと上品な味わいのホヤのスモークが絶妙な相性。
磯の味がチーズを爽やかにしてくれます。
フルーツトマトのアイコや冬瓜はみずみずしく、甘みが印象的。
沢蟹のぱりぱりとした食感も対象的で良かったです。


ここで、本日のゲスト、野菜ソムリエのカワシマヨウコさんより「夏野菜」のお話をしていただきました。

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【お話の概要】
・宮城県はパプリカの生産量日本一。
 ズッキーニも日本一の産地化を目指している。
・汗をかいた時に摂取して頂きたい野菜「ウリ科」。
 本日のメニューにもある冬瓜。冬と書いているが実は夏が旬。冬まで取っておけるウリということ。
 そのほか、胡瓜やスイカ。約95%が水分。
 カリウムが多く、汗をかいた時の塩分濃度を調整してくれる。
 茄子も96%以上が水分。
・野菜は生き物である。個性がある。一つ一つ味も食感も違う。違うことも楽しんで欲しい。
・夏野菜は色も豊か。彩りも楽しんで欲しい。
・宮城県内の生産地は仙台という大きな消費地に近い。食べ頃に出荷、食べられるというのは宮城に住む人のメリット。
・江戸時代からある在来野菜「ミョウガタケ」。今まさに旬。日に当たらないよう育て、収穫する時一瞬日を当て、ピンクにする。香り成分が高く、香りはストレス緩和に役立つ。


お話の後、料理は3品目になります。

【3品目】
マグロの宮城県産パプリカのタルタル
完熟トマトとも塩の二色ゼリー
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細かく砕いたパプリカは彩り、食感、甘みをプラスしていました。
お話を聞いた後なので、一際パプリカの役割を大きく感じました。
トマトの酸味もアクセントになっており、多様な味わいを楽しめました。


合わせて頂くお酒は「純米吟醸 浦霞 寒風沢」(さぶさわ)
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日本三景・松島湾内にある風光明媚な寒風沢(さぶさわ)島の豊かな自然環境の中で大切に育てられた、宮城を代表する銘柄「ササニシキ」を原料に使用した純米吟醸酒。
穏やかな甘味をともなうさわやかな香り、酸味と旨味のバランスの取れた味わいです。


ここで、ゲストのカワシマさんにもう一度登場頂き、美味しい夏野菜の選び方や夏野菜の特徴や効能をお話頂きました。
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【お話の概要】
・美味しい野菜の選び方
 きゅうり-いぼいぼがあり、とげのついたもの
 トマト-へそに線と星状の模様があるもの
 パプリカ-軸の太いもの(=栄養がよくいく)
・夏野菜は色の濃い野菜が多い。
 色が濃いところは紫外線予防になる。
 茄子などは皮ごと食べてほしい。
・南瓜は抗酸化物質をたくさん持っている。老化予防に効果。

会場から「ニンニクはスーパーフードと言われるが、野菜の王様は何?」と質問がありました。
カワシマさんいわく、
「ブロッコリー、人参、玉ねぎ、ねぎ、生姜」
血行を良くしてくれるそうです。
体温37度近くを保つために、毎日食べて健康に過ごしましょう、とまとめて頂きました。



【4品目】
石巻産穴子と夏野菜の重ね蒸し わさび
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煮穴子は噛めば噛むほど甘みが出て来ました。
夏野菜の米茄子、トマト、ズッキーニは、どれもみずみずしく甘みがありました。
わさびがすっきり爽やかにしてくれ、和でも洋でもない不思議な一品でした。


【5品目】
仙台黒毛和牛とイチジクのロースト も塩スモーク
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やわらかく、肉汁の甘さに、も塩がプラスされることで味わいが深まりました。
また、みずみずしいイチジクの甘酸っぱさが、お肉を軽やかにしてくれました。

お酒は3種類目「山田錦純米大吟醸 浦霞 古酒」2011BY
※2011BY(Brewery Year:醸造年度)とは、2011年7月~2012年6月の間に仕込んだお酒をいいます。
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こちらのお酒は、昨年ロバート・パーカー氏主宰「ワイン・アドヴォケイト」誌で高得点のパーカーポイントを獲得しました。
今回ご紹介を兼ねてお召し上がり頂きましたが、アンケートで一番人気のお酒でした。


そしてお料理は6品目へ。

【6品目】
夏牡蠣とミョウガの炊き込みご飯、汁物
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ぷりぷりとした牡蠣、爽やかな香りのミョウガ、上品なタレでするする入りました。


最後のお酒はデザート酒「純米原酒につけた浦霞の梅酒
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宮城県産の梅の実を使用した梅酒。
控えめな甘さと心地よい酸味、さっぱりとした柔らかな味わいです。


そして、最後はデザートです。

【デザート】
クリームブリュレと酒粕とも塩のアイス
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クリームブリュレのまろやかな甘みに、さっぱりとしたも塩が味をしめていて、見事なバランスでした。


以上で会は終了。

ご参加頂いた皆様、ゲストのカワシマヨウコさん、「仙臺居酒屋 おはな」 の皆様、ありがとうございました。

次回「秋の集い」は9月下旬の開催を予定しています。
「秋の集い」もどうぞよろしくお願い致します。


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本日の提供酒(写真左から)
純米夏酒 浦霞(季節限定)
純米吟醸 浦霞 寒風沢(さぶさわ)(宮城県内限定)
山田錦純米大吟醸 浦霞 古酒
純米原酒につけた浦霞の梅酒


アンケートより一部抜粋
・旬の野菜のお話しが聞けて、食べながら勉強になりました。
・毎回質の高いお料理、お酒と料理の順番も考えられてて終始楽しく参加させていただきました!
・はじめての方との会話が楽しく充実したひと時でした。

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