旬どき うまいもの自慢会 みやぎ
こんにちは。企画課の笠原です。
先日「第46回 旬どきうまいもの自慢会 ~春の集い~」を仙台駅前の「蔵の庄 総本店」様を会場に開催いたしました。
今回のテーマは今が旬の「わかめ」。
その様子をご紹介致します。
■日時 2018年3月24日(土)16時半~
■場所 「蔵の庄 総本店」(宮城県仙台市)http://kuranosho.jp/
■参加費 6,400円
■参加者数 28名様
まずは社長の佐浦より挨拶。
季節限定の「純米吟醸生酒 浦霞 春酣」で乾杯をして、会がスタート!
乾杯酒「純米吟醸生酒 浦霞 春酣」
春の訪れを感じるフレッシュでフルーティーな香り、清々しくやわらかな味わい。
お酒に合わせて頂くお料理【1品目】は前菜
菜の花昆布締め、ホヤ酢
菜の花はやや固めのほど良い茹で加減。
苦味が春を感じさせてくれました。
ホヤは酢で爽やかに。余韻の塩味でお酒が進みます。
【2品目】造り
鰹の塩たたき
こちらも茗荷とシソの香りで爽やかな一品。
鰹は脂が甘く、厚みもあり食感も堪能。
ほど良い塩加減でお酒との相性もばっちりでした!
続いて【3品目】小鉢
花わさびのお浸し
爽やかな香りとシャキシャキとした食感。
わさびのつーんとくる辛さをお酒がさらりと流してくれます。
ここで、ゲストのわかめ漁師 阿部勝太さんに登場頂き、お話を頂きました。
阿部さんは宮城県石巻市北上町十三浜で漁師をしており、3代目とのこと。
【お話の概要】
・国内のわかめ養殖、岩手・宮城の三陸わかめが全体の75%を占めている。
・東日本大震災後せりのしゃぶしゃぶが流行り、わかめも「しゃぶしゃぶ」として飲食店さんで提供頂いている。
・わかめというと乾燥や塩蔵が多く見受けられるが、わかめの旬は1~4月中旬であり、本日は本当の海藻の風味をお楽しみ頂きたい。
お話の後、料理は4品目になります。
【4品目】野菜盛り
人参天ぷら、胡瓜、カブ、ミニトマト、バッケ味噌
「蔵の庄」さんの名物であり人気の一品。
瑞々しい胡瓜、カブ、ミニトマト、人参は甘みがありました。
甘じょっぱいバッケ味噌も美味しかったです。
こちらの野菜盛り、そして次の焼き魚に合わせてお楽しみ頂いたのは、純米辛口 浦霞(流通限定)。
今回は常温とお燗の2つの温度帯で飲み比べて頂きました。
純米辛口 浦霞(流通限定)
心地よい香りと米の旨み。飲み飽きしない後味のキレ。
【5品目】焼き魚
銀鱈仙台味噌付き
箸でほぐれる身の柔らかさ。
味噌のしょっぱさをおろし大根が爽やかにしてくれます。
ここで、ゲストの阿部さんにもう一度登場頂き、お話を頂きました。
【お話の概要】
・わかめ、あかもく、昆布など海藻は体に良いとされている。日々食べてほしい。
・中でも「アルギン酸」は、わかめなど海藻にしか含まれない成分である。
・手軽に食べて頂ける料理として浅漬けがおすすめ。わかめは生のままでは渋くえぐみがあるので必ず湯通しして使用。
・めかぶは冷凍したものが多いが、旬の今は生のめかぶを楽しめ、とても美味しい。
・めかぶは少し冷めたお湯(75~80度)で湯通しすると、とろみが取れない。色が変わったらすぐに出す。
・めんつゆで合えるのがおすすめ。ご飯にかけても美味しい。
そして続いて、阿部さんが今朝獲ったわかめをしゃぶしゃぶにするデモンストレーションを行いました。
茶色のわかめが、あっという間に緑色に。
その色の変化に会場は盛り上がりました。
鍋の中には、しじみ、あさり、鰹節でとった贅沢な出汁が。
出汁とともにしゃぶしゃぶしたわかめ、湯通ししたウルイも付けて皆様に配膳。
【6品目】鍋
生わかめのしゃぶしゃぶ
魚介の出汁は深みがあり、体に優しく染み渡りました。
ウルイは外はシャキシャキ、中はネバネバしており、アクセントに。
聞いて、見て、食べて、スペシャルな鍋料理は、本日のアンケート人気NO.1料理でした。
こちらに合わせてお飲み頂いたお酒は、花は咲く 蔵の華 純米吟醸 浦霞(宮城県限定)。
桜情報も聞こえ始めており、ラベルも華やかなお酒。
そしてお料理は7品目へ。
【7品目】強肴
仙台牛タン粕漬け焼き
浦霞の酒粕を使った牛タン。
甘みと酒粕の香りがふんわりと上品に広がります。
余韻の旨味もまた美味しい!!
こちらの牛タンと次の天ぷらに合わせたのは、大吟醸 浦霞(数量限定)。
熟した果実のような気品ある吟香、柔らかい甘みと落ち着いた味わい。
【8品目】揚げ物
山菜天ぷら 3点(タラの芽、フキノトウ、のどぐろ)
タラの芽とフキノトウの苦み、のどぐろの甘みとホクホクした食感、お酒に合わないはずがありません!
【9品目】食事
鍋の〆うどん
わかめのしゃぶしゃぶで使用した鍋で作ったうどん。
お酒はデザート酒として「浦霞 本格焼酎につけた梅酒」を。
東日本大震災時の清酒醪(もろみ)から造った本格焼酎に蔵王産青梅をつけた梅酒です。
さわやかな酸味とシャープな切れ味が特長。
こちらでお料理とお酒は終了。
会の途中、ゲストの阿部さんは各テーブルを回り、参加者からの質問に答えてくれました。
皆さんもすっかり阿部さんのファンになった様子。
全て堪能した後に「蔵の庄 総本店」亀岡料理長から本日のお料理の説明をして頂きました。
「春のつどい」ということで春の食材を意識して入れて頂いたとのこと。
皆さんも満足、満腹のご様子でした。
以上で会は終了。
ご参加頂いた皆さん、ゲストの阿部さん、 「蔵の庄 総本店」 の皆さん、ありがとうございました。
次回「夏の集い」は6月下旬の開催を予定しています。
「夏の集い」もどうぞよろしくお願い致します。
本日の提供酒
写真左から
・純米吟醸生酒 浦霞 春酣(季節限定)
・純米辛口 浦霞(流通限定)
・花は咲く 蔵の華 純米吟醸 浦霞(宮城県限定)
・大吟醸 浦霞(数量限定)
・浦霞 本格焼酎につけた梅酒(数量限定)
アンケートより一部抜粋
・わかめ作りの思いがよく伝わった。
・わかめの食べ方が目からうろこでした。宮城の名産として全国に広めたい。
・周りのメンバーと楽しい一時を過ごさせて頂きました。
写真左から
十三浜わかめ漁師 阿部 勝太さん
「蔵の庄 総本店」亀岡 料理長
浦霞醸造元 株式会社佐浦 代表取締役社長 佐浦弘一