旬どき うまいもの自慢会 みやぎ

第49回【冬の集い】を開催しました


こんにちは。企画課の尾形です。先日「第49回 旬どきうまいもの自慢会 ~冬の集い~」を開催いたしましたので、その様子をご報告致します。


今回の会場は、松島の「ございんや 旬 牡蠣庵」 様。牡蠣が旬を迎えるシーズン(12月~翌年2月)のみ限定営業のお店です。旬の「牡蠣」と「浦霞」のペアリングを堪能して頂きました。

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 ■日時 2018年12月22日(土) お昼11時45より
 ■場所 「ございんや 旬 牡蠣庵
 ■参加費 6,400円
 ■参加者数 30名様

当日は天気に恵まれ、波穏やかな美しい松島湾を望む絶好のロケーションで会を行うことができました。

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まずは社長の佐浦、そして「ございんや 旬 牡蠣庵」 渡辺店長からご挨拶を頂き、乾杯にて会は始まりました。

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乾杯酒は、冬の訪れとともにお届けする宮城県限定の新酒「本醸造しぼりたて 浦霞」(季節限定/宮城県限定)。
フレッシュ感があり、ほど良い吟醸香とやわらかい旨味のある生酒です。
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乾杯酒「本醸造しぼりたて 浦霞」に合わせてお楽しみ頂いたのは
【前菜】牡蠣と野菜のきらきらマリネと牡蠣のクリームチーズパテ
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ほどよくマリネされた牡蠣はきらきらのジュレと相まり、あっさりとした牡蠣の味わいを感じる一品。一方の牡蠣とクリームチーズのパテは双方クリーミィーで濃厚な強めの旨味がありますが、「本醸造しぼりたて 浦霞」とともに食することですっきりと美味しく頂きました!

続いて【牡蠣アラカルト】生牡蠣の食べ比べ(北海道・浜中産/宮城県・奥松島産/岩手県・山田産)
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牡蠣は産地ごとに大きさ、厚み、クリーミィーさ、風味が異なり、それぞれに味わいが楽しい食べ比べでした。牡蠣は海流やプランクトンの種類など、生育する海の環境によって大きさや味わいが異なります。産地が育てる個性ある牡蠣の食べ比べは、食べて美味しく、学んで面白いひと時となりました。

新鮮な牡蠣の美味しさに舌鼓を打ちつつ、ゲストからのお話。今回のゲストは株式会社和がき代表取締役 阿部年巳さんです。若くして牡蠣生産業の経営者となった阿部さんの理念や経緯、宮城県産の牡蠣生産復活にかける想い、渡仏して感じた牡蠣ビジネスの違いなどをお話頂きました。

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お話の後、続いてお楽しみ頂いたお酒は、「発泡性純米吟醸酒 浦霞」。こちらのお酒は今回のために特別にご用意したお酒で一般販売しておりません。心地良い発泡感が口の中に拡がる、微発砲性の純米吟醸酒です。焼き牡蠣にも一振りし、風味・味わいをお楽しみ頂きました。

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3品目のお料理は【殻付き牡蠣の海水焼き】

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殻付き牡蠣は膨らんでいる方を下にして炭火で焼き、焼きあがったところでレモンをひと絞り、もしくは発泡性純米吟醸酒 浦霞をさっと回しかけて頂きました。炭火が牡蠣を香ばしく焼きあげ、火を通すことで旨味が凝縮、辛口の微発泡酒が皆さん進んでおりました!落ち着いた炭火でかまぼこを炙り、同じ七輪を囲んで参加者の会話も弾みます。

ここで再度ゲストの阿部さんにご登場頂き、牡蠣の美味しい食べ方を教えて頂きました。牡蠣は酢牡蠣、牡蠣鍋、牡蠣フライと調理方法が幅広く、色々な味のバリエーションで楽しむことが出来る食材ですが、断然おすすめの食べ方は「蒸し焼き牡蠣」だそう。牡蠣は殻付きが新鮮ですが殻を開けるのが難しい、生の牡蠣はちょっと苦手という方にも試して欲しい美味しい牡蠣の食べ方ということでした。


家庭では深めのホットプレートや鍋に殻付のまま牡蠣を入れ、水、もしくは日本酒を振りかけて蓋をします。10-15分程強火で加熱すると旨味の凝縮した美味しい「蒸し焼き牡蠣」が出来上がり!です。新鮮な殻付き牡蠣が手に入った際には是非試してみたいですね!!

お料理4品目は【牡蠣フライ】へと続き、お酒は3種類目「山田錦純米大吟醸 浦霞」です。

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【牡蠣フライ】牡蠣フライと自家製カクテルソース
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牡蠣フライに添えた自家製カクテルソースは、トマト、ウスターソース、ケチャップ、レモンなどを混ぜ合わせたほどよい酸味のあるソースで牡蠣フライのコク、ほのかな苦味、サクサクとした食感と相性抜群でした。合わせたお酒「山田錦純米大吟醸 浦霞」は熟した果実のような華やかな吟醸香、米の旨味と酸味がほどよく調和した純米大吟醸酒。牡蠣フライの美味しさを増長し、スッキリとした味わいを残してくれる最高のペアリングでした。

5品目【牡蠣プリン】
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牡蠣プリンは、白ワインでじっくりと煮込んだ牡蠣とタマネギをミキサーでペースト状にし、牛乳・生クリームを加えて蒸し、コンソメあんをかけた洋風テイストの蒸し物です。口当たりはとってもなめらかですが余韻にしっかりと牡蠣の風味を感じられる一品です。牡蠣の美味しさを意外な演出で味わうことが出来ました。

6品目【牡蠣のソテー】バルサミコ酢を牡蠣のソテーに絡ませて
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こちらも洋風な味わいの牡蠣料理。バルサミコ酢の酸味がアクセントになったソースは濃厚でコクがあり、牡蠣のほろ苦さとやわらかさがとても美味しい一品でした。添えられたゴボウのチップスは食感良く、噛みしめる程に甘さが加わり、ふくよかな味わいを頂きました。華やかな「山田錦純米大吟醸 浦霞」とうまく味わいが重なり双方を引き立て合うペアリングでした。

最後7品目【牡蠣鍋 仙台味噌仕立て】
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ぷりぷりととした大粒の牡蠣がたくさん入ったひとり鍋は、風味豊かな仙台味噌仕立てで頂きました。濃縮された牡蠣の旨味に合わせて頂くのは「純米辛口 浦霞」のお燗酒。ここまで全6品、色々な調理方法で牡蠣の美味しさを堪能し、お腹もだいぶ満足感を増してきた終盤ではありましたが、お酒も燗酒に切り替わり、お酒もお料理も最後まで楽しみました。

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純米辛口 浦霞」は心地よい香りと米の旨み、飲み飽きしない後味のキレのある純米酒です。お燗酒にすると甘い口当たりになり体が温まります。

【牡蠣ご飯】のおにぎりもご用意頂きました。
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以上でお料理とお酒は終了。最後まで牡蠣づくしの会でした。この会をとても楽しみにご参加頂いた皆さま、ゲストの阿部さん、「ございんや 旬 牡蠣庵」 の皆さま、ありがとうございました。次回「旬どきうまいもの自慢会~春の集い~」は3月下旬の開催を予定しています。「春の集い」もどうぞよろしくお願い致します。


本日の提供酒
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写真左から
本醸造しぼりたて 浦霞(季節限定/宮城県限定)
山田錦純米大吟醸 浦霞
純米辛口 浦霞
・発泡性純米吟醸酒 浦霞(非売品)


アンケートより一部抜粋
・牡蠣、どれもおいしく頂きました。調理の仕方もバラエティに富んでいて目でも楽しませて頂きました。
・牡蠣を食べ比べる機会はなかなかないため、新鮮だった。産地別に味が異なる驚きがあった。
・景色と味のコラボ最高です。とてもいいお店です!!
・趣味は仲間を集う。素晴らしい方々と同席出来たことに感謝致します。
・カキにまつわるお話、大変面白う御座いました。

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