旬どき うまいもの自慢会 みやぎ
先日、第51回旬どきうまいもの自慢会みやぎ【夏の集い】を開催しました。仙台駅東口から徒歩2分、宮城の食材にこだわる「伊達のくら」様を会場に、この時期に脂がのって美味しい松島湾産の穴子をお楽しみ頂きました。
開催日時: 2019年6月22日(土) お昼 12:00~
開催場所:「伊達のくら」(仙台市宮城野区)
参 加 費 : 6,400円
定 員 :30名
「伊達のくら」料理長には前日に獲ってさばいた新鮮なアナゴを【焼物】【凌ぎ】【煮物】と様々な調理法で表現頂きました。ご参加された皆さまには、肉厚でふっくらとした穴子と夏に旬を迎える食材と相性の良い「浦霞」の季節商品とのペアリングをご堪能頂きました。
夏の集いは会のはじめに「伊達のくら」釘宮店長、皆川料理長より挨拶を頂きました。
店長 釘宮さん
料理長 皆川さん
続いて佐浦社長の挨拶・乾杯で会がスタートしました。乾杯酒は「純米夏酒 浦霞」です。
【前菜】×【純米夏酒 浦霞】
前菜は稚鮎の甘露煮、上村豆腐の厚揚げ、銀鮭の砧巻き、生蛸の梅肉と蕗醤油煮、鱸の抹茶塩焼き、茗荷の甘酢漬けの6品に、料理長からサプライズでトウモロコシの天ぷらが加わりスターターからとても豪華な彩りでした。「純米夏酒 浦霞」は夏の旬の食材と相性のいいお酒ですので、前菜に並ぶ旬の食材を引き立てくれました!
【純米夏酒 浦霞】爽やかで軽快な甘みと米の旨味が感じられる、夏にぴったりの味わいです。
【産直鮮魚 あしらい一式】×【純米夏酒 浦霞】
脂がのった鮪、今の時期が旬の鰹やウニなど、お造りにも季節感がありました。米の甘味と旨味がある「純米夏酒 浦霞」は鮮魚と一緒に頂くと、双方の味わいを引き立て、お造りもお酒も相乗した美味しさを楽しむことが出来ました。
【杉原崇さんからのお話し①】
ここで、今回のメイン食材「穴子」を提供頂いた杉原功商店の杉原崇さんより、松島湾での漁、震災前後の松島湾の状況についてお話し頂きました。震災で大きな津波があったことから湾の海藻は流されてしまい、生態系は大きく変化。アカモクという海藻は再生してきているものの、海底に沈めて植樹をしてもアマモという海藻はなかなか定着しない状況にあり、少なからず震災の影響や爪痕はいまだ残っているとのことでした。
杉原さんのお話しの後はいよいよ穴子料理が登場です。
【穴子の味噌漬け焼き クリームチーズ】×【純米生酒 浦霞】
香ばしく焼きあげた穴子に、酒粕入りのクリームチーズを添えます。穴子は肉厚で弾力があり、味噌とチーズの濃厚な味わいがお酒をすすめてくれます。そんな一品の美味しさをスッキリと引き立てるのが「純米生酒 浦霞」。瑞々しいこのお酒の酸味、旨味が料理の味わいに非常によく合うペアリングでした!
【純米生酒 浦霞】フレッシュな酸味と香味、旨味の絶妙なバランス。清涼感あふれる瑞々しい生酒です。
【穴子の檸檬和え 三つ葉】×【純米生酒 浦霞】
塩こうじで味付けし焼きあげた穴子に、清涼感のある檸檬や三つ葉で和えさっぱりと頂く一品。「純米生酒 浦霞」と合わせます。
【杉原崇さんからのお話し②】
美味しい穴子に舌鼓をうちながら、再度杉原さんからお話しを頂きました。穴子漁には「筒(つつ)漁」と「籠(かご)漁」があり、杉原さんが行うのは「籠漁」です。日中は岩陰に隠れてひっそりとしている穴子が、夜になると活発になる夜行性の習性を利用し、夕方「籠」を仕掛け(約300個!)て翌朝4時には海に出て引き揚げます。多いときには10kg以上、100本もの穴子が獲れるそうです。
松島では牡蠣の養殖とともに穴子漁も盛んに行われてきました。松島は海が穏やかで、牡蠣を養殖する牡蠣棚は穴子のエサとなる湾内の生物が集まりやすく穴子が豊富ということがあります。穴子漁は4月から始まりますが、穴子の背と腹にある白い線のような模様が金色になると脂がのった証拠。夏にかけて旬を迎えます。そして穴子を美味しく頂く大事なポイントは何と言っても鮮度。獲ってさばくと直ぐに鮮度が落ちるので、是非、産地に足を運んで食べて欲しい!いいものを食べてもらいたい!!杉原さんの願いです。
【穴子の八幡巻き】×【大吟醸 浦霞】
ふっくらと炊き上げた穴子に少し濃いめの甘辛な味付けは、3品目のお酒「大吟醸 浦霞」とほどよくペアリング。お料理とお酒が進んでも、尚一層その相性や楽しみ方を見つけることが出来る、そんな一品でした。
【大吟醸 浦霞】2015年よりワイングラスでおいしい日本酒アワード5年連続金賞 受賞!
【ハラコ飯】
お料理も終盤、お腹を満たしてくれるのは「伊達のくら」さんの大人気メニュー「ハラコ飯」です。釜で炊いたご飯にキラキラ光るハラコをのせて、お腹も心も大満足のお食事でした。
【金華若布の吸物】
肉厚で風味高い金華若布、出汁がきいた優しい味わいに白髪ネギの吸口が美味でした。
【柑橘ゼリー】柑橘果汁がしっかりきいた一口ポーションのデザートは最後の〆に最適でした!
【純米原酒につけた浦霞の梅酒】控えめな甘さと心地よい酸味、さっぱりとした柔らかな味わいの梅酒です。
毎回このイベントに参加される皆さまは、初めての方もいれば常連の方もいます。テーブルを共にするのは初めてでも、ひとたびお酒を酌み交わすとすぐに和やかな雰囲気に!次回も多くの方に参加頂きたく思います。「伊達のくら」のスタッフの皆さん、美味しい旬の穴子をご提供頂きました杉原さん、ありがとうございました。
今回お楽しみ頂いたお酒
・純米夏酒 浦霞
・純米生酒 浦霞
・大吟醸 浦霞
・純米原酒につけた浦霞の梅酒