飲める店

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酔亭(よいてい) よっちゃん

今回は、「酔亭 よっちゃん」さん(仙台市青葉区国分町)をご紹介します。知る人ぞ知る、国分町の隠れ家的お店。以前は東一連鎖街にありましたが再開発で閉鎖。2008年4月に現在のところに移転、リニューアルオープンいたしました。ビルに囲まれた国分町の一角にあり、知っていなければ行けない、まさに【隠れ家】的なお店ですが、いつも満席の人気のお店です。

(取材日:2011年08月)

住所 青葉区国分町2-8-31  地図はこちら
TEL 022-224-5667
営業時間 17:30~23:00(L.O.22:00)
定休日 日曜、祝日
座席 カウンター席 8席
座敷 6~7人×2席
取扱銘柄
純米辛口 浦霞 1合 1,000円
エクストラ大吟醸 浦霞
山廃純米大吟醸 浦霞 ひらの
純米原酒につけた浦霞の梅酒
浦霞のゆず酒
本格焼酎 浦霞

※その他、時季により季節限定商品、数量限定商品をお取扱頂いています。詳しくはご来店時にお問い合わせ下さい。
※メニュー・価格等の掲載内容は取材日時点での情報となります。

お店のご紹介

「出来合いのものをそのまま使わず、自分の手を加えて提供したい」と語ってくれたのは千葉親方。化学調味料や合成保存料は使いたくないとのことで、その分手間暇かけて下ごしらえをする姿勢にはお客様を迎える真摯な気持ちが感じられます。例えば、刺身用の調味料も、「塩」「醤油」「すだちポン酢(自家製)」の3種を用意し、魚別にお楽しみいただくよう提案しています。魚の持つ旨みを楽しんでほしいという千葉親方の細部にわたる思いを感じます。また、どれを食べても「間違いない!」「美味しい!」と言ってもらえるものだけを出したい!その思いで食材選びをしているそうです。人気メニューの「豚」料理は、宮城のブランド豚を中心に仕入れ、「野菜」は仙台市内の農家さんから新鮮なままお取り寄せしているそうです。獲り立てのネギはかじっても辛くなく、新鮮だから味わえる美味しさを大事にしています。お酒に関しても「宮城の地酒」にこだわり、自ら蔵を訪問したり、飲食店仲間で勉強会を開いたりするなど「蔵元とお客様をつなぐ架け橋になりたい」とお酒に関する知識も日々深めています。

お料理のご紹介

※メニュー・価格等の掲載内容は取材日時点での情報となります。

刺身盛り合わせは、この日はタコ、本マグロ、カツオ、つぶ貝、〆鯖、シマエビ、真イカ、鯛(皮付き・皮無し)の8種。ネタが新鮮で美味しいのはもちろん、つまや薬味に至るまで全てがこだわりだらけ。つまは季節により変えているとのことで、今回は「そうめんかぼちゃ」でした。薬味は静岡の本わさびのほか、しょうが、青とうがらし、塩、ポン酢があり、「カツオには青とうがらしをつけて食べてみて」「イカ、タコ、鯛には塩をつけてみて」と食べ合わせのアドバイスをくれます。食べ方いろいろで楽しく、お腹もかなり満たされます。なので常連客の皆様はまず刺身盛り合わせを頼み、食べ進めてから他の料理を追加していくとのこと。「酔亭 よっちゃん」では欠かせない一品です!魚の焼き物もお酒の肴に欠かせません。酔亭よっちゃんさんでは自家製の干物も出しています。今回オススメ頂いたのが写真の3品。「へしこ」とは、鯖に塩を振って糠漬けにした福井の郷土料理です。越冬の保存食として重宝されており、現在では漬け込む魚の種類も「鰯」や「河豚」など増えているとのこと。塩味が濃い珍味は、日本酒が進みます。そのほかにもお酒が進むお料理がいっぱい!季節感や彩り、素材の持つ旨みの引き出し方、味わいのバランスなど、どのお料理に対しても丁寧な仕事ぶりにただただ感動!そして、「酔亭よっちゃん」さんに来たのなら最後は「そば」!そば教室の講師も勤める親方が打つ「手打ちそば」は〆にぴったり!最後の最後まで「酔亭よっちゃん」ワールドをご堪能ください。

メッセージ

親方の千葉佳弘さんと女将の佐藤留美さん

「美味しいものを食べたい!」「宮城のお酒を飲みたい!」という方、是非当店へいらしてください。宮城の旬の食材と宮城の地酒のマリアージュを提供いたします。当店でゆっくり宮城の恵みをお楽しみ下さい。

浦霞醸造元 社長の佐浦より一言

とにかく料理にもお酒にも親方、女将のこだわりと真摯な姿勢が感じられます。写真をみていたら何だか私もまた行きたくなりました。一度行ったら帰ってきたくなる、そんなお店です。ちなみに親方は若手料理店主たちの兄貴分的な存在でもあります。