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魚介料理 銀鱗(ぎんりん)

今回は、JR仙石線「多賀城駅」近くの「銀鱗」さんをご紹介します。「銀鱗」さんは昨年3月の東日本大震災で津波によりお店が被災、営業を続けることができなくなりました。一時期は気力も失せ営業を断念しようと思ったそうですが、再開を待ちわびるお客様の声を受け、多賀城市内の別の場所に移転して昨年12月から営業を再開されました。新たなスタートをきった「銀鱗」さんを、新店舗の様子とあわせてご紹介いたします。

(取材日:2012年04月)

住所 多賀城市八幡4-2-12  地図はこちら
TEL 022-364-9661
営業時間 17:30~23:00
定休日 日曜
座席 1階カウンター5席
1階小上がり4人×3席、8人×1席
2階座敷 宴会最大人数30人
WEBサイト http://ginrin0808.exblog.jp/
取扱銘柄
本仕込 浦霞 1合 350円
本仕込 浦霞 2合 680円
純米辛口 浦霞 1合 700円
ぼとる 浦霞 ボトル(500ml) 1,700円
純米吟醸 浦霞禅 ボトル(720ml) 4,200円
本格焼酎 浦霞 ボトル(500ml) 3,000円
浦霞のゆず酒 1杯 600円

※その他、時季により季節限定商品、数量限定商品をお取扱頂いています。詳しくはご来店時にお問い合わせ下さい。
※メニュー・価格等の掲載内容は取材日時点での情報となります。

お店のご紹介

親方の小幡さんは七ヶ浜町出身でごお父様が漁師。小さな頃から新鮮な魚を食べて育ったとのこと。「多くの方に新鮮なお魚をお届けしたい!」と今から29年前に開業。店名の「銀鱗」とは、“新鮮な魚、活きのよい魚”という意味。また、4~5年前から親方自身がブログを始められ、お店のことや魚のことをほぼ毎日発信しています。特に釣り好きな方がチェックされているようで、「ブログを見て」と県外からお越しになる方もいるとか。親方の魚への愛をいろいろなところから感じます。「銀鱗」さんの魅力は、お客様に愛されているというところも大きなポイントです。昨年の震災での被災を乗り越えて再開を親方に決意させたのも多くのお客様の応援の声であり、被災した店舗の片付けもお客様が一緒に手伝われたそうです。営業再開日には待ちわびた多くのお客様が駆けつけたとのことで、親方も「応援してくれるお客様のためにも多賀城の地で再び頑張りたい」と穏やかな笑顔の中にも熱い思いを感じ取ることができました。新鮮な魚を刺身・焼き魚・煮魚にと、存分に楽しめる「銀鱗」さんに是非足を運んでみてください。

お料理のご紹介

※メニュー・価格等の掲載内容は取材日時点での情報となります。

刺身盛り合わせは、この日はホッキ貝、ツブ貝、ホタテ、アイナメ、バチマグロ、ソイ、マコガレイ、ヒラメ、鯨の内容でした。大きなホタテの貝の中には見慣れぬピンクのものが…。春先に大きくなるという“卵巣”とのこと。ぷるぷるとした食感と甘みは新発見!春先だけ味わえる一品でした。メヒカリの天ぷらは、今が旬の「メヒカリ」を開いて天ぷらにした親方おすすめの一品。入荷量が少なく、また鮮度が命のメヒカリを味わえるのは、魚介料理を専門とする銀鱗さんだからこそ。白身がホクホク・ホロホロと口の中でほどけ、ふっくらとした甘味が広がります。豚の角煮は、長時間じっくり煮込んだ、銀鱗さんの定番メニュー。タレがしみ込んだ豚肉はとろりと柔らかく、ジューシーな旨味がいっぱい。イカの沖漬けは、見た目がインパクトのあるイカの沖漬けは常連さんに人気の酒の肴。身と下足とふ(肝)を調味料に2日間つけ込んだもの。日本酒とともに合わせればどちらもすいすい進みます。

メッセージ

親方 小幡一夫さん(中央)

東日本大震災に際しては温かなお見舞いと応援をいただき、ありがとうございました。震災直後は営業をあきらめかけておりましたが、皆様の応援を力に昨年冬に再び多賀城の地で営業を再開することができました。応援していただいた皆様に恩返しするつもりで3人で頑張って参りますので、今後とも「銀鱗」をよろしくお願い致します。