飲める店

大黒寿司
「大黒寿司」さんのある塩竈市北浜地区は昨年3月の東日本大震災で震度6強の強い揺れとその後2mもの津波が襲いました。すぐに避難したため幸いにも人的被害はなかったそうですが、津波で流されてきたものが窓ガラスを割り、カウンターの上、120cm程度まで水が入ってきたそうです。大規模半壊という大きな被害だったにも関わらず、懸命な復旧作業の末、約1ヶ月後の4月20日に営業を再開されたとのことです。震災にも負けず一歩一歩力強く歩んでいる「大黒寿司」さんを今回はご紹介いたします。
(取材日:2012年06月)
住所 | 塩竈市北浜3-9-33 地図はこちら | ||||||||||||||||||||||
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TEL | 022-367-6396 | ||||||||||||||||||||||
営業時間 | 11:00~15:00 16:30~21:00 |
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定休日 | 木曜(祝日の場合は営業) | ||||||||||||||||||||||
駐車場 | 10台 | ||||||||||||||||||||||
座席 | 1階カウンター 9席 1階小上がり 6人×2席 2階座敷 6人×3席、4人×1席 ※2階は仕切りを取れば最大45人収容可 |
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WEBサイト | http://shiogama-daikokuzushi.jp/ | ||||||||||||||||||||||
取扱銘柄 |
※その他、時季により季節限定商品、数量限定商品をお取扱頂いています。詳しくはご来店時にお問い合わせ下さい。 |
お店のご紹介
ニコニコとした笑顔が印象的な親方の相澤さんは、27年という長いキャリアを持ちながらも「人に恵まれている」「有り難い」という謙虚な言葉を繰り返しお話しされます。「寿司屋は寿司だけを作っていればいいんじゃない」と常に頭を柔らかくして時代のニーズや流れ、お客様の反応を見て日々勉強されているそうです。「お越し頂いたお客様の期待を裏切れない、裏切りたくない。お客様の信頼があってこそ長く続けていける」という言葉には長い経験ゆえの重みを感じます。
大黒寿司さんは1985年創業、4年前に店内をリニューアルしました。狭くて圧迫感があったという以前の店内を細部にわたり改善、リニューアル後は女性客が増えたそうです。こだわったのが目の動線。店に入ってきてまず目に飛び込んでくるのが檜の大きなカウンター。小上がりに座ると目線には心和む中庭。壁はシックな黒でそこにはメニュー表を一切貼らずシンプルに。そして器は同じものは一つとしてないというこだわりの伊万里焼と有田焼を使用。店内のあちらこちらで「清潔感」「美しさ」「シンプル」の心遣いを感じるおもてなしです。




お料理のご紹介
※メニュー・価格等の掲載内容は取材日時点での情報となります。
「大黒寿司」さんのお寿司のこだわり、それはお米は宮城県産ササニシキを使用すること。赤酢を使うことでコクが出るシャリは新鮮なネタとの相性も抜群!本格派の江戸前寿司をご堪能いただけます。取材にお伺いしたこの日の特上寿司のネタは、大トロ、ヒラメ、中トロ、アワビ、アナゴ、タマゴ、ブドウエビ、ウニ、鉄火巻き。見た目もうっとりしてしまうお寿司と器の芸術品でした。白子はぷちぷちした食感の白子は甘みとタレの酸っぱさがマッチ!とろけるような一品です。アンコウのとも和えは、コラーゲンたっぷりの皮はコリコリとした食感。肝は噛めば噛むほど甘みが広がります。わさび茎の漬物は、軽く酢でつけた一品。あっさり・ちょい辛でお酒が進みます。塩辛は、塩味がありながらも上品な味付け。味のアクセントとなるわさびは、塩辛の生臭さも消してくれます。メヌケのあら汁は、地元・塩釜の方に人気のあら汁は仙台味噌を使用。メヌケの甘みが出ており、体が温まります。






浦霞醸造元 社長の佐浦より一言
他の被災された寿司屋さんもそうでしたが、震災による被害から力強く立ち上がってこられた大黒寿司さんの塩竈の寿司屋としての心意気に強く感銘を受けます。当社商品も季節商品・限定商品含め、幅広く扱っていただいていますので、寿司はもちろんですが、他のさまざまな肴や料理との相性をじっくりと楽しんでいただきたいと思います。
