飲める店

和醸良酒 〇たけ
今回は、江戸の煮売屋をモチーフにした和風居酒屋「和醸良酒 〇たけ(まるたけ)」さんをご紹介致します。店主の石山さんは造り酒屋で蔵人をしていた経験があり、その時杜氏から一番最初に教えられた言葉が『和醸良酒』という言葉だったそうです。『和醸良酒』とは、「和は良酒を醸す」、そして「良酒は和を醸す」という意味で、造り酒屋では良く言われている言葉です。〇たけさんの「〇(まる)」も、和=輪を指しており、『和醸良酒』を旗印に、和=コミュニケーションを共有できる場所であり、ご縁をつなげる、ご縁を広げるお店を目指していらっしゃるそうです。
(取材日:2015年03月)
住所 | 青葉区大町2-4-1 グランドソレイユ大町1F 地図はこちら | ||||||
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TEL | 022-266-5541 | ||||||
営業時間 | 17:30~24:00(L.O.23:30) | ||||||
定休日 | 日曜日、祝日 | ||||||
座席 | 36席 | ||||||
WEBサイト | http://sake-marutake.com/ | ||||||
取扱銘柄 |
※その他、時季により季節限定商品、数量限定商品をお取扱頂いています。詳しくはご来店時にお問い合わせ下さい。 |
お店のご紹介
石山さんが酒蔵で働いていた当時は焼酎ブームの全盛期。「水割り」「お湯割り」「ロック」など様々な飲み方提案がされていましたが、日本酒に関してはそのような提案がないと感じていたそうです。そして、造りのない時期は営業マンとして百貨店・酒販店に出向いて取引の依頼を持ち掛けても相手にもしてくれなかったそうです。日本酒の魅力が十分に伝わっていない。そう感じた石山さんは、「日本酒はこういうお酒だよ」「こういう飲み方もあるんだよ」と自分の言葉で直接伝えるため、一念発起して2009年にお店を開業。「昨今日本酒ブームの到来と言われていますが、この勢いをいかに持続させるか、今は種まきの時期。日本酒が注目されている今、日本酒ユーザーの土台の底上げをしておけば、ゆくゆくは自店のためにもなり、ひいては仙台の飲食店のためにも、蔵元のためにもなる」とブームに終わらせないよう他団体との連携を図り、積極的に仕掛けているとのことです。そのような思いと取り組みは、我々酒蔵にとってもとても心強く思います。またほぼ毎日発信されるSNS(Twitter、Facebook、ブログ)での情報発信は、若い人たちも気軽に情報が入手できるとあって好評です。



お料理のご紹介
※メニュー・価格等の掲載内容は取材日時点での情報となります。
人気NO.1メニューの「伊達なだし巻きたまご」はリピーターも多いとのこと。薄味京風だしで、ふんわりトロトロ。口の中に広がるだしの旨味は日本酒との相性抜群です。「伊達鶏の塩焼き」は、皮はパリっ、身はジューシー。そして、旬の食材を使った唐揚げやおひたしは季節限定の一品。取材にお伺いした時は「メヒカリ」の唐揚げと「うるい」のおひたしがありました。定番の料理から季節の逸品までいろいろありますので、飲むお酒に合わせて、店主の石山さんに相談してみるのもよいかもしれません。




浦霞醸造元 社長の佐浦より一言
お店の紹介にもあるように、江戸時代の煮売屋をモチーフとした店内で飲んでいると何だかタイムスリップした気分になります。美味しい肴菜とともにお酒に対する愛情たっぷりの店主の選んだ銘酒の数々(もちろん浦霞を含む!)をお楽しみいただければと思います。
