うらかすみ便り

多賀城市桜木保育所へアップライトピアノ、他を寄贈


こんにちは。企画課の冨谷です。

2011年4月から取り組んでいる「浦霞発、日本酒のチカラ」プロジェ
クト活動において、多賀城市の桜木新浜町保育所へアップライトピアノ、
パネルシアターセット、ポータブルアンプ、避難車兼用おさんぽ車を寄贈
いたしました。
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桜木保育所は、昭和49年4月開所。東日本大震災では、津波と地震の被
害をうけて全壊となり、再開が不可となりました。在籍した児童は、やむ
を得ず市内7つの保育所への分散保育となってしまいました。
そして、平成27年4月1日、まもなく再建された桜木保育所が新たに開
所となります。
私たち「浦霞発、日本酒のチカラ」プロジェクトでは、春から児童を迎え
ることになり保育のために必要となるものを相談させて頂き、寄贈するこ
とになりました。

2月26日の寄贈式では、多賀城市・菊池市長に目録を佐浦社長からお渡
しするとともに、それぞれの物品のお披露目を一緒に見ることになりまし
た。

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寄付物品のお披露目では、寄贈したアップライトのピアノでの演奏やパネ
ルシアターでの実演による利用方法の紹介などを行っていただきました。

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桜木地区に新たに誕生した災害公営住宅は、4~6階建てで約160戸の
方の規模です。津波の再来に備え1階をピロティ構造(1階部分は主に駐
車場や駐輪場などの非居住用途)とし、住戸を2階以上に配置しているの
が特徴です。約2000人が1次避難できる津波避難ビルの機能を持たせ
たほか、各棟を住民がいききできるようにコミュニティデッキでつながっ
ています。約2mの津波に被災してしまった桜木保育所は、この災害公営
住宅に新たに併設され、保育施設も2階に位置し安心です。
園庭は1階部分ですが、すみやかに2階の建物に避難できるように幅が
広いゆったりとした階段があります。

津波がやってきた地区ですが、もしもの再来時にも心配のいらない新しい
街の機能を備え、明るい未来を築き上げていく元気な子供達の遊び声が広
がる。新しい春とともに、もうすぐです。

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※「浦霞発、日本酒のチカラ」プロジェクト
「地域の復興なしには自社の真の復興はない」という考えより、震災後
国内外からいただいているご支援・応援を地域の復興へつなげるプロ
ジェクト。浦霞の売上1本につき3円を積み立て、地元宮城県や地域の
食文化の復興、未来を担うこども達の「教育」支援、社会福祉に関連し
た支援に対し寄付、資材等の寄贈を行なっている。  

2011年度から2014年度の活動報告について